サ行
シャガ


分類はアヤメ科アヤメ属シャガになります。
春に白い花に青い斑点が入っている綺麗な花を咲かせます。
湿った森林等に自生している常緑多年草になり、葉には厚みがあり強い光沢があるので花の咲いていない時期も見栄えがします。
お庭では半日蔭の少し乾燥した土に適しているので、下草として昔から親しまれています。
シラン




分類はラン科シラン属シランになります。
古くから親しまれている植物で、寒さ・暑さに強く、丈夫で育てやすい種類になります。
気温が下がってくると葉は落ちてしまいますが、春の暖かい季節になると新芽が出てきて葉を茂らせてくれます。
シロツメクサ




分類はマメ科トリフォリウム属シロツメグサ(クローバー)になります。
マメ科の常緑多年草で、牧草や公園・河川敷等で芝生の代わりに使用される事もあります。
葉色が鮮やかなものや葉に模様があるもの、全て四つ葉のもの等、園芸品種も多く観賞用として栽培されたりしています。
名前の由来は江戸時代にオランダから輸入されたガラス製品の詰め物として使用されていた事からツメクサと呼ばれるようになったそうです。
スイセン




分類はヒガンバナ科スイセン属スイセンになります。
早春に花を咲かせ春の訪れを告げる球根植物で、白・黄色・ピンク・緑・オレンジ等と様々な花の色があります。
品種により1本の茎から1本の花が咲くものや、何本も花を付けるものもあり、園芸品種の数は数万品種もあるといわれています。
タ行
タチツボスミレ


分類はスミレ科スミレ属タチツボスミレになります。
山地の斜面や道端に自生しており、花は淡紫色です。
4~5月位に花を咲かせ、植物体が小さいのでその姿はとても可愛らしいものがあります。
チドメグサ


分類はウコギ科チドメグサ属チドメグサになります。
常緑の多年草で、名前の由来はケガをした時に傷口にすりこむと、血が止まる事から名付けられたそうです。
葉には光沢があり、グランドカバーや水槽の水草やアクアリウム等に利用されます。
ツツジ


分類はツツジ科ツツジ属ツツジになります。
古くから日本の山地で自生しており、日本人に古来から親しまれています。
又、数多く品種改良されたものもあり、世界中でも観賞されています。
ツユクサ




分類はツユクサ科ツユクサ属ツユクサになります。
東アジアの温帯に広く分布する一年草で6月~9月頃に小さな可愛らしい青い花を付け、和歌でも詠まれており、古くから親しまれている植物になります。
名前の由来は諸説ありますが、朝露を浴びながら咲く様子や、朝咲いて昼前にしぼむ朝露のように儚い様子、露を保つ草等と言われています。
ツワブキ


分類はキク科ツワブキ属ツワブキになります。
海沿いの草原や崖地、林等に自生する常緑の多年草です。
葉は丸い形の革質でツヤがあり、直径20㎝程になります。
斑入りや八重咲、丁字咲き等の園芸品種が栽培され、花の色も黄色・クリームホワイト・朱色・レモン色等の様々な品種があり、洋風の雰囲気のお庭にも合うものもあります。
秋に咲く花だけではなく、斑入りの葉や獅子葉等も1年中庭で観賞ができ、食用としても栽培され、古くから親しまれてきました。
ナ行
ナズナ




分類はアブラナ科ナズナ属ナズナになります。
20~40㎝程の高さになり、2~6月頃にロゼッタ状の葉の中心から茎を伸ばし、先端の方に直径3㎜程の4枚の白い花弁を持つ花を沢山付けます。
別名をぺんぺん草と言い、古くから親しまれてきました。
日本では七草のひとつになっており、荒れ地等でも元気に成長する強靭な植物にあやかり、無病息災を願う草花とされています。
ノビル




分類はヒガンバナ科ネギ属ノビルになります。
ネギやニラのような香りと辛さ、ラッキョウに似た味がする人気の春の野草です。
白い球根の部分や、葉・茎も食べる事ができ、刻んで薬味として使用したり、みそ汁や天ぷら等、料理に幅広く使われています。
ノビルと似ていて有毒な植物もある為、誤って採取しないように気をつけましょう。
確認の方法は、葉を折りニラのような匂いがあるかを確かめたり、球根の形が丸ければノビル、フラスコのように先が尖っていればスイセンになります。
スイセンは毒性が強く、海外では死亡例もあるので注意が必要です。
見分けがつかない場合は安全の為に口にしないようにしましょう。
ハ行
ヒメリュウキンカ





分類はキンポウゲ科キクザキリュウキンカ属ヒメリュウキンカになります。
イギリスやヨーロッパ大陸の山地や林床に自生する山野草になります。
とても丈夫で日本全国でも自生している帰化植物で、初心者にも育てやすい種類になります。
花は黄色の一重咲きが基本種ですが、白色や八重咲、葉は形や模様が違うもの等、様々な品種があります。
日本のリュウキンカという植物に似ている為、ヒメリュウキンカと呼ばれていますが、リュウキンカとは種類が異なる植物になります。
ホトケノザ




分類はシソ科オドリコソウ属ホトケノザになります。
別名をカンガイグサとも言い、ヨーロッパ・アジア・北アフリカが原産の一年草(越冬草)です。
日本にも帰化しており北海道を除く道端や田畑等で自生しています。
名前は一緒ですが、七草として食べられるホトケノザとは違う植物になるので、混同しないように注意しましょう。
七草として食べられるホトケノザはコオニタビラコという別名があり、基本的に葉の形・花の形・花の色等が異なる為、おそらく間違う可能性は低いと思います。
ヤ行
ヤマフジ


分類はマメ科フジ属ヤマフジになります。
藤の花にそっくりですが、ヤマフジは山地の樹に巻き付き、淡い紫色の花を咲かせます。
フジと比べると花穂が15センチ~20センチ程短い事から、盆栽等によく利用されます。
葉は柔らかい毛で覆われシルクの様な質感があります。
育てられる際は、他の植物に巻き付き枯らせてしまう場合があるので注意が必要です。
ユキノシタ


分類はユキノシタ目ユキノシタ科ユキノシタ属ユキノシタになります。
山地の湿った場所に自生し、観賞用に庭、テラリウム等にも使用される、常緑の多年草になります。
脈に沿って縞模様の斑が入った丸い葉を付け、初夏に下の花びら2枚だけが大きな、5枚の白い花を咲かせます。
ランナーと呼ばれる細い枝を伸ばし、先端に新しい株を作り増えていきます。
春の山菜として天ぷら等で食され、薬用に用いられる事もあります。
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