【ツワブキ】育て方・増やし方の方法

ツワブキを上から撮影した画像です。 山野草

ツワブキについて

分類はキク科ツワブキ属ツワブキになります。

海沿いの草原や崖地、林等に自生する常緑の多年草です。

葉は丸い形の革質でツヤがあり、直径20㎝程になります。

斑入りや八重咲、丁字咲き等の園芸品種が栽培され、花の色も黄色・クリームホワイト・朱色・レモン色等の様々な品種があり、洋風の雰囲気のお庭にも合うものもあります。

秋に咲く花だけではなく、斑入りの葉や獅子葉等も1年中庭で観賞ができ、食用としても栽培され、古くから親しまれてきました。

 

観賞方法

カラーリーフ、寄せ植え、盆栽等。

 

原産国

日本(東北地方南部以南の本州、四国、九州)、朝鮮半島、中国東部~南部、台湾。

 

 

 

 

 

育て方

 

用土

水はけの良い土を好みます。

鉢植えの場合は市販の草花用培養土等を使用すると便利です。

自分で配合する場合は赤玉土小粒・腐葉土を7:3の割合で混ぜ合わせます。

地植えの場合は植え穴を掘った土に腐葉土を2~3割程混ぜ込み、水はけが悪い場合は10~20㎝程土を盛ってから植え付けてあげましょう。

 

肥料

鉢植えの場合は植え替えの時に元肥として、草花用の窒素・リン酸・カリが等量で配合された肥料や、油かすと骨粉を配合している肥料等を5号鉢で三つまみ程を目安に与えて下さい。

4月~9月は月に1回程、草花用の窒素・リン酸・カリが等量に配合された肥料や油かすと骨粉を配合した肥料を与えます。斑入り品種のなかには、春に肥料が多すぎると斑が出にくくなるものがあるので、新葉が成長している時は肥料を控えるようしましょう。

地植えの場合は追肥を少なくするか、元肥だけでも大丈夫です。

 

置き場所

日向~明るい日陰で育てて下さい。

西日や直射日光に当たり過ぎると、葉焼けを起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

斑入り園芸種のなかには明るい日陰が向いているものもあるので注意が必要です。

 

水やり

地植えの場合は自然の降雨のみで大丈夫ですが、あまりにも雨が降らず乾燥する時は水をあげて下さい。

鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげて下さい。

 

 

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植え付け

4~5月頃、又は9~10月頃が適期になります。

鉢植えの場合は苗と同じ大きさか一回り大きな鉢に植え付けてあげます。

地植えの場合は水はけの良い場所に植え付けてあげ、株間を20~30㎝程空けてあげましょう。

 

植え替え

鉢植えの場合は芽が出る前の4月頃に、年1~3回を目安に植え替えを行います。

株を大きくしたくない時は土だけを入れ替えて、鉢は小さいままにして植え替え、大きく育てたい時は一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

鉢植えから地植えにする場合は、真冬以外だといつでも植え替える事ができます。

 

摘花

枯れた花をそのままにしておくと種が付き株が弱ってきます。

種を採取する時以外は萎れた花は茎ごとカットしてあげましょう。

 

病気・害虫

5月~8月にうどんこ病という、花の表面に白い粉を掛けたようなカビが生える事があります。

ほっておいても重症化することは少ないのですが、気になるようでしたら発生している葉をカットして殺菌剤を散布してあげて拡大を防ぎましょう。

灰白色の円い病斑ができる斑葉病と褐斑病にかかる事がありますが、重症化することは少なく、気になるようでしたら発生した葉をカットしてあげましょう。

4月~7月にキクスイカミキリという虫が葉柄に卵を産み付けます。

幼虫が根茎を食害してしまうので、萎れた葉があった場合は葉柄を割いて中に幼虫がいないか確認し、いない場合は根茎にいる可能性があるので、根茎を割いて幼虫を取り除きます。

薬剤を定期的に散布したり、周囲にキク科の植物を生やさない事である程度予防する事ができます。

 

 

 

 

増やし方

 

株分け

植え替えと同時に行い、古い根茎を清潔なハサミ等で分けて植え付けてあげましょう。

 

種まき

自然に実った綿毛の先についている種を、2月~3月にポットに蒔いてあげます。

土が乾かないように受け皿に水を溜めて給水させながら、発芽を待ちます。

本葉が2枚程生えてきたら、株同士が触らないように間引き、本葉が3~5枚程になったら、鉢か地面に植え付けてあげましょう。

マメ盆栽を作成するのであれば小鉢に蒔いてあげましょう。

 

根茎伏せ

葉の無い根茎も枯れていなければ、用土に植えておくと新しい芽を出してくれます。

 

 

 

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