リュウキュウアサガオについて
分類はヒルガオ科サツマイモ属リュウキュウアサガオになります。
沖縄県で多く生息していることが名前の由来になっているそうです。
アサガオに比べると生命力が強く、花の色が時刻と気温によって変化し、早朝は青色、午後からは紫色に変化する珍しい性質を持っており、ベランダやお庭のガーデニングとしても人気があります。
観賞方法
お庭、鉢植え、グリーンカーテン等。
原産国
日本南部海岸、熱帯~温帯地域。
育て方
用土
地植えの場合は腐葉土を混ぜ込み、数日間寝かせた土を使用します。
水はけを良くしたい場合は川砂等を混ぜ込んであげましょう。
鉢植えの場合は市販の草花用培養土や、赤玉土と腐葉土を6:4で混ぜ合わせたものや、赤玉土と堆肥、腐葉土を6:2:2で混ぜ合わせたもの等を使用します。
肥料
苗を植え付けた後は5~8月の間、液体肥料を月に3~4回程定期的に与えます。
リン酸が多く含まれている肥料を選ぶと花が咲きやすくなります。
置き場所
日あたりと風通しの良いベランダや庭で育てて下さい。
日光が当たる量が減った時に開花する短日植物になるので、夜間に照明が当たらないようにしてあげましょう。
水やり
鉢植えやプランターの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
地植えの場合は特に水やりの必要はありません。
夏場は気温が高くなる日中に水をあげると蒸れてしまう恐れがあるので、気温が上がる前の朝と、涼しくなった後の夕方に2回与えてあげます。
乾燥がひどくない時は、水やりの量と回数を調整してあげましょう。
植え付け
4月中旬~5月中旬頃が植え付けの適期になり、大きめのプランターか庭に苗を植えてあげます。
幅広く育つので60㎝プランターに1~2株程が目安になります。
地植えの場合は株間を70~80㎝程とってあげましょう。
ポットから苗を取り出し、根を傷つけないように植え付け、日光が当たる量が減った時に開花する短日植物になるので、夜間に照明が当たらないようにしてあげましょう。
害虫・病気
害虫には比較的強い方なのですが、アブラムシやハダニ、ヨトウムシ、オンシツコナジラミ、ホオズキカメムシ等が付く事があります。
害虫や卵は見つけ次第、市販の薬剤等で駆除してあげましょう。
葉が黄色くなりつるが割れる、つる割れ病や、白い粉をまぶしたようなうどん粉病、白い点々が付く斑点病等にかかる事があるので、見つけ次第市販の薬剤を使用するか、拡大を防ぐために病気にかかった部分は取り除いてあげましょう。
増やし方
挿し木
5~6月頃と8月末~9月頃が適期になります。
古いつるをカットしてあげ、水に挿し、根が出てから用土を入れた育苗箱に挿して、日陰で水切れに注意しながら育ててあげると春に新しい芽を出してくれます。
1度冬場に枯れてしまいますが、多年草なので地下の茎や根が残っており、次の春頃に芽を出してくれるので、上から腐葉土等を被せて根を守ってあげましょう。
茎伏せ
地面に向かって伸びるランナーをカットしないで、節に土を被せてあげます。
根が出て葉が数枚育ってから、つるをカットして根ごと掘り起こしてポットに移してあげましょう。
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