【モッコウバラ】育て方・増やし方の方法

園芸植物

モッコウバラついて

分類はバラ科バラ属モッコウバラになります。

かすかに香りのある白、淡い黄色の花を多く咲かせ、庭先で咲きほこっている姿はとても見応えがあります。

江戸時代に黄色の八重咲きのものが渡来したのが最初とされており、インド原産の木香(モッコウ)の香りに似ていることから、モッコウバラと名付けられたそうです。

比較的害虫にも強く、初心者の方にも育てやすい種類になります。

 

観賞方法

お庭、寄せ植え等。

 

原産国

中国西南部。

 

 

 

 

育て方

 

用土

水はけが良く、保水性、保肥性の高い土を好みます。

鉢植えの場合は、市販のバラ用の培養土か、赤玉土小粒、腐葉土、もみ殻燻炭を5:4.5:0.5で混ぜ合わせたもの。

地植えされる場合は、植え付けの2週間程前に縦、横40~50センチの植穴を掘り、緩効性の粒上肥料、もしくは堆肥を混ぜ込んでおきます。

 

肥料

過度な肥料の与えすぎに注意し、早春の花後と新芽が伸びる時期に、緩効性粒上肥料を与えます。

多くても月に1回程、市販のバラ用肥料を与え、9月以降は与えないで下さい。

暑さなどで植物に元気がない場合は、液体肥料を少量与えて下さい。

 

置き場所

日当たり、風通し、水はけの良い場所で管理されて下さい。

半日蔭でも育ちますが、花付きが悪くなる恐れがあるので、できるだけ日の当たる場所をお勧めします。

 

水やり

鉢植えの場合、土の表面が乾いたら鉢全体に水を与え、鉢底から水が流れ出すまで水をあげて下さい。

地植えの場合は、極端に乾燥する時や、葉に元気がない時に水をあげて下さい。

夏場等、日中の気温が高い時間は避け、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。

 

植え付け

10~11月が適期になります。

根についている土は付けたまま植え付け、蔓の誘引の為に支柱を立てて下さい。

 

植え替え

鉢に根が増え過ぎたら、10~11月頃に二回り大きな鉢、もしくは地植えにします。

真夏と真冬を避ければ、さほど時期は気にしなくても大丈夫です。

植え付けの時と同様に、根の土は付けたまま、根を傷つけないように注意して下さい。

 

剪定

開花後、7月までに花の咲き終わった枝を半分程、切戻します。

 

 

 

 

増やし方

 

挿し木

7月までに剪定した枝を使用し、挿し木を行う事が出来ます。

成長が止まり、硬くなった枝を10~15センチ程に切り口を斜めにカットし、1~2時間程水に浸けます。

切り口にルートン等の発根促進剤を付けると、発根を促進できます。

湿らせた挿し木用の土や、赤玉土とバーミキュライトを混ぜた土に挿してあげ、土が乾かないように水をあげ、明るい日陰で管理します。

1ヶ月程経ち、根が育った事を確認したら、鉢や地面に植え付けてあげます。

 

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