フリージアついて
分類はアヤメ科フリージアになります。
花には芳香があり、切花としても人気があります。
耐寒性はあまり高くなく、関東地方以西だと地植えでも育てられますが、寒い地域だと鉢植えで育てやすい種類になります。
観賞方法
鉢植え、切花等。
原産国
南アフリカ。
育て方
花が大きくなり、株が倒れてしまう事があるので、芽が10センチ程に伸びたら土を増やしてあげ、更に成長するとマス状に支柱を立てると倒れにくくなります。
用土
水はけ、通気性が良く、ある程度保水性がある土を好みます。
市販の草花用培養土や赤玉土小粒、腐葉土、バーミキュライトを6:3:1で配合したものを使用します。
古い土を使うと、病気にかかりやすくなる恐れがあるので、新しい土を使用して下さい。
肥料
元肥で緩効性化成肥料をあげます。
温度
暖地では地植えも良いのですが、寒さに弱いので鉢植えで育てられ、日中は18~20℃、夜間は10~12℃を目安に管理します。
冬場は3℃以下にならないように室内や軒下に移動させて下さい。
地植えの場合は土が凍るようであれば、腐葉土等でマルチングをしてあげて下さい。
置き場所
日当たり、風通しが良く、水はけが良い場所を好みます。
水やり
根腐れの原因になる恐れがあるので、土の表面が乾燥してから花、葉、茎に直接水がかからないようにし、鉢底から水が流れるまで水をあげて、花後も球根が育つのに水が必要なので、水やりを続けて下さい。
発芽後の冬場は乾燥気味に管理します。
地植えの場合は特に水やりは必要ありませんが、乾燥が続く時期等は、花、葉、茎に水が直接かからないようにあげて下さい。
病気
3~10月頃に葉にまだら模様の病斑が発生する事があり、葉や茎が委縮、変形、変色する等の症状が現れる事があります(モザイク病)。
ウイルスは主にアブラムシによって運ばれるので、症状が現れた場合、アブラムシ対策を徹底し、発病した株は抜いて、焼却処分を行います。
アブラムシは牛乳を直接吹きかけると窒息死し、市販の薬剤等でも駆除できます。
又、反射光を嫌う性質があり、アルミホイル等を敷いておくと寄り付きにくくなります。
花がら摘み
花がしおれるとすぐに摘み取ってあげ、咲き終わったら花茎の根元からカットしてあげて下さい。
葉は残しておき、光合成で球根を育てます。
増やし方
分球
葉が黄色に変わったら、葉を付けたまま球根を掘り起こします。
土を落とし、古い根や茎、球根を取り除き、新しい球根だけを残して日陰で乾燥させた後に、風通しの良い冷暗所で管理します。
球根
9月下旬~11月が適期になります。
残暑が厳しい時期に植え付けると、花付きが悪くなるので注意し、植え付け直後は涼しい半日蔭で管理され、発芽したら日に当てて下さい。
冬の寒さに当たらないと花芽が形成されない事があるので、寒冷地以外では11月上旬までは屋外で管理して下さい。
地植えの場合は植え付ける2週間程前に土に堆肥や腐葉土を混ぜて耕しておきます。
11月下旬頃に、日当たり、風通しの良い場所に、深さ5センチ、間隔を10センチ程開けてあげて植え付け、水をたっぷりとあげます。
寒期を芽の状態で過ごさせる事が出来れば、越冬しやすいです。
霜が多く降る場合は霜よけ等の対策が必要になります。
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