【キンカン】育て方・増やし方の方法

キンカンの実の画像です。 果樹

キンカンについて

実のなっているキンカンの画像です。

分類はミカン科キンカン属キンカンになります。

夏~秋にかけて、3回にわたり白い花を咲かせ、結実すると小型のミカンのような果実が付きます。

果実にはビタミンC、カルシウム等が多く含まれており、病気、害虫等が少ない事から育てやすく、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。

 

原産国

中国。

 

 

 

 

 

育て方

キンカンの実の画像です。

 

用土

水はけが良く、水持ちの良い土を好みます。

鉢植えで育てられる場合は、水はけを良くするために、鉢底石を敷き、赤玉土・腐葉土・鹿沼土を5:3:2で少量の粒上肥料を混ぜ合わせたものや、赤玉土・腐葉土を5:5で元肥になる有機質配合肥料を1株辺り1㎏程混ぜ合わせたものを使用します。

地植えの場合は12~1月頃に元肥で、有機質配合肥料を1株辺り1㎏程を庭土に与えます。

 

肥料

地植えの場合は2~3月頃と7~9月頃に緩効性化成肥料を与え、鉢植えの場合は2~3月頃と5~6月頃、7~9月頃に緩効性化成肥料、又は有機質肥料を与えて下さい。

 

置き場所

栽培温度は16℃前後が適温になり、温暖で日当たりの良い場所を好みます。

耐寒性も少しありますが、暖かい環境で育てると実が大きく甘くなる為、寒い地域で育てられる場合は鉢植えの方が適しています。

 

水やり

地植えの場合は自然の雨だけで十分で、特に水やりの必要はありませんが、あまりにも雨が降らない時は水をあげて下さい。

鉢植えの場合は土の表面が乾いた時にたっぷりとあげ、乾燥に弱い為、夏場は毎日水をあげて下さい。

 

 

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植え付け

3月下旬~5月上旬が適期になります。

秋植えもできますが、春植えが一般的で、気温が高くなり過ぎる前に行って下さい。

鉢植えの場合は、5~6号鉢と用土を用意し、鉢底石を敷き、接ぎ木部分が浅植えにならないようにしながら、土を入れていきます。

根に付いた土をほぐし、根を広げながら鉢の中心に苗を置きます。

周りに土を入れ株を安定させ、1m程の支柱を立て麻紐等で結んであげて、たっぷりと水をあげます。

地植えの場合は直径と深さ50㎝程の植え穴を掘り、掘り上げた土・腐葉土・赤玉土を5:3:2の割合で混ぜ合わせ、土を作り、穴の深さ2分の1~3分の1程まで土を戻します。

根に付いた土をほぐし、根を広げ、植え穴の中心に苗を置き、土を戻します。

支柱を立ててあげ株を支え、たっぷりと水を与えて下さい。

 

植え替え

地植えの場合は特に植え替えは必要ありませんが、鉢植えの場合は根詰まりを防ぐために、2年に1回程行って下さい。

 

剪定

剪定時期は3~5月頃で、成長期の枝が伸びきる前に剪定を行うようにして下さい。

植え付けた年は樹高が40~50㎝程になるように剪定し、植え付けた翌年と2年目は枝を3分の1程の長さに剪定します。

3年目以降はほうき仕立てといい、1番太い幹から出ている1番太い枝を見つけ、周りの枝よりも伸びすぎている場合は、3分の2程の長さを残して切り落とします。

1番太い枝から出ている細い枝を根元から間引きし、枯れた枝等があった場合をそれらも切り落としてあげます。

太い枝を短くカットし過ぎると、切り口から雑菌が入り、枯れる原因になるので、短くカットし過ぎた場合は、切り口に殺菌剤を塗布することをおすすめします。

切り落とした枝や葉は残さずに掃除をするようにして下さい。

 

摘果

9月頃に傷がついたものや小さめのものを摘果してあげ、他の実を大きく育てます。

 

収穫

1~5月頃が適期で、3月頃に収穫時期を迎えるキンカンが、最も甘さが出ているものになります。

青から黄色になっているものが収穫どきで、清潔なハサミ等で収穫し、残っている実も、木が傷む恐れがあるので、できるだけ熟す前に収穫するようにして下さい。

 

 

 

 

増やし方

 

接ぎ木

種からの発芽率は高いのですが、親株より劣ったキンカンができてしまうので、種まきはあまりおすすめではありません。

接ぎ木は休眠枝接ぎ、芽接ぎと種類があり、春先に行う接ぎ木を休眠枝接ぎといい、8月下旬に行う接ぎ木を芽接ぎと呼びます。

 

 

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