スナゴケについて

分類はシッポゴケ目ギボウシゴケ科シモフリゴケ属のスナゴケになります。
葉の色は緑色~黄緑色で乾燥時の葉の閉じている状態で霧吹き等で水をあげると、瞬時に葉が開き美しい星型に見えることから人気の苔です。
直射日光や暑さ、寒さにも強く、苔を育てにくいといわれる屋上の緑地素材としても利用され、ヒートアイランド現象の抑制に期待されています。
スナゴケの蒴
蒴(さく)とは苔の胞子が入っている袋のようなもので、群落の中から柄を伸ばします。
柄の先端の粒のようなものが蒴になります。
蒴が伸びる時期は春が多く、1.5㎝程の柄の先に、長めの卵形の蒴を付けます。
観賞方法
テラリウム、苔庭、盆栽等。
分布
北海道~九州。
世界では北半球温帯域~亜寒帯域等。
自生地情報
砂地や岩等の水はけが良く、日当たりが良好な場所に自生しております。
育て方

用土
地植えする場合は土を耕した後、川砂等を混ぜてあげ、ピートモス、バーミキュライト等を少量混ぜ、用土の表面を平らにします。
植木鉢等の容器で育てられる場合は、黒土、川砂、バーミキュライト、ピートモスを混ぜ合わせ、表面を平らにしてあげます。
置き場所
屋外の場合
適度な日当たりと風通しがよく、水はけの良い場所で育てられて下さい。
屋内の場合
窓際、光源の下等、光を確保できる場所で育てられて下さい。
テラリウムで楽しまれる場合は、蓋が付いていないオープンタイプのものをお勧めします。

水やり
1週間に1回程。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。


葉の開く様子をYouTubeに投稿しているので、良かったらご覧になって下さい。
増やし方
まき苔
スナゴケを乾燥させてから、揉み砕いて細かくします。

川砂の上に薄く敷き、半日蔭の風通しの良い場所に置きます。

水やりは毎日は必要ありませんが、芽が生え揃うまでは、土が乾燥しないように、注意されて下さい。
移植法
種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、根を軽く土に埋め、植え付けます。
直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。


育成日記
スナゴケをテラリウムや蒔きゴケ、葉挿し、石へ活着させて育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
10/13~

育成環境:温度19℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。 蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
10/13~1/11

葉が茶色に変色してしまいました。
1本、1本に分けたので湿度が保てなかったのが原因なのかもしれません。
新たにある程度のブロックに分けてあげたもので作成しようと思います。
育成環境:温度10℃~23℃、光量500㏓~2000㏓程。 蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
1/11~

ある程度に分けたスナゴケを、用土に軽く埋めてあげて育ててみようと思います。
育成環境:温度16℃~18℃、光量500㏓~2000㏓程。 蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
1/11~7/2

6ヶ月程経ちましたが、特に変化はありません。
育成環境:温度10℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。 蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/7/2~10/31

4ヶ月程経ち、夏の暑さで乾燥し過ぎたのか、葉が茶色になってきています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの容器にまとめてあげようと思います。

新たな容器に置いてあげました。
オープンタイプの容器なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。 蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
蒔きゴケ
11/4~

育成環境:温度19℃~22℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
11/4~12/30

特に変化がなく、葉の色も変わっていないので、このままの環境で様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度10℃~22℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
12/30~7/2

7か月程経ちましたが、特に変化がありません。
育成環境:温度10℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/7/2~10/31

4ヶ月程経ち、夏の暑さで乾燥し過ぎたのか、葉が茶色になってきています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの容器にまとめてあげようと思います。

新たな容器に置いてあげました。
オープンタイプの容器なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/10/31~2023/4/18

6か月程経ち、夏の暑さのダメージが残っていたのか、茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのスナゴケは諦めて、今後新たにスナゴケの蒔きゴケに挑戦してみようと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日間に1回程。
移植法
種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、根を軽く土に埋めてあげて育てます。
11/7~

育成環境:温度19℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
11/7~12/30

特に変化はなく、順調に育ってくれているようです。
育成環境:温度10℃~22℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
12/30~7/2

7か月程経ちましたが、特に変化がありません。
育成環境:温度10℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/7/2~10/31

4ヶ月程経ち、夏の暑さで乾燥し過ぎたのか、葉先が茶色になってきています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。

こちらの水槽で育てていこうと思います。

新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/10/31~2023/4/18

6か月程経ち、夏の暑さのダメージが残っていたのか、葉が茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのスナゴケは諦めて、今後新たにスナゴケの移植法に挑戦してみようと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日間に1回程。
2023/4/18~

新たにスナゴケを植え付けてあげました。
今度は夏の暑さに気を付けて育てていこうと思います。
育成環境:温度16℃~18℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日間に1回程。
葉挿し
スナゴケの葉挿しの情報がなく、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがスナゴケの葉挿しを試してみようと思います。
12/19~


後はオープンにして通気性を良くして育ててみようと思います。
育成環境:温度14℃~16℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
12/19~7/2

7か月程経ちましたが、特に変化がありません。
育成環境:温度10℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/7/2~10/31
4ヶ月程経ち、画像がなく申し訳ないのですが、夏の暑さで乾燥し過ぎたのか、葉が茶色になり枯れてしまいました。
オープンタイプの容器なので、暑さによる蒸れが枯れの原因ではないと思うので、今度、挑戦する際は、オープンタイプの容器でこまめに水やりをしながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
石への活着
スナゴケの石への活着の情報が少なく、上手く活着してくれるかは分かりませんがスナゴケ石へ活着させてみようと思います。
12/19~

ある程度に分けたスナゴケを糸等で石に固定してあげます。

後は蓋を外しオープンにして、通気性を良くさせて育ててみようと思います。
育成環境:温度14℃~16℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
12/19~7/2

6~7か月程経ちましたが、特に変化がありません。
育成環境:温度10℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/7/2~10/3

3ヶ月程経ち、夏の暑さので乾燥し過ぎたのか、全体的に少し茶色になってきています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。

こちらの水槽で育てていこうと思います。

新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けオープンにして育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/10/3~2023/4/18

6か月程経ち、夏の暑さのダメージが残っていたのか、葉が茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのスナゴケは諦めて、今後新たにスナゴケを石へ活着させる事に挑戦しようと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日間に1回程。
盆栽
2022/4/22~

ある程度に分けたスナゴケを、自然の環境に近い半日蔭程の屋外で育てていこうと思います。
育成環境:温度14℃~24℃、半日蔭程の屋外。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:半日蔭程の屋外。
水やり:自然の降雨に任せますが、あまりにも乾燥がひどい時は水をあげます。
テラリウム(密閉空間)
2023/5/29~

ある程度に分けたスナゴケを蓋付きの容器で密閉空間の環境に植え付けてあげました。
日当たりの良い場所に自生しているので、光量を強めに当てて育てていこうと思います。
育成環境:温度27℃~29℃、光量3000㏓~4000㏓程。蓋付きの容器で密閉空間の環境で育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に1回程。
換気:1~2週間に1回、5分程。

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