オオバについて
分類はシソ科シソ属オオバになります。
さわやかな香りがするオオバは6月~8月頃に収穫でき、丈夫で栽培が簡単な為、ガーデニング初心者の方でも育てやすい野菜、ハーブです。
日本でも古くから栽培され、和ハーブとして親しまれてきました。
赤紫色の葉を付けるものを赤シソ、オオバと呼ばれているものを青シソと呼びます。
芽や花穂も食べる事ができ、天ぷらや醤油漬け、梅干し和え、佃煮等、様々な料理に使用できます。
観賞方法
鉢植え、お庭等。
原産国
ミャンマー、ヒマラヤ。
育て方
用土
市販されている野菜用培養土や、自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を6:4の割合で配合したもの等を使用します。
肥料
鉢植えの場合は植え付けの際に緩効性肥料を与えてあげましょう。
地植えの場合は植え付けの2週間前までに苦土石灰を撒き酸度を調整し、1週間程前に堆肥と肥料を混ぜておきましょう。
オオバの草丈が20㎝程になったら、月に1~2回程追肥してあげましょう。
置き場所
日当たりと風通しが良い場所を好みます。
窓際等で日がしっかりと当たるのであれば、室内でも育てる事ができます。
屋外で育てる場合は、室外機等の風が当たる場所は避けて下さい。
真夏の直射日光に当たり過ぎると食感が落ちてしまうので、半日蔭の環境を作ってあげましょう。
水やり
水分が少ないと葉が硬くなってしまうので、土の表面が乾燥する前に水をタップリとあげて下さい。
夏場は敷きわらや腐葉土等で地表を覆ってあげ、乾燥を防いであげましょう。
また、葉水も乾燥対策には効果的で、害虫の予防にもつながります。
勢いよく水をかけると株が倒れてしまう恐れがあるので、ジョウロ等で優しく水をあげて下さい。
植え付け
4月頃からが適期になります。
プランターは深さが20㎝以上、鉢の場合は1株を植える目安が8号程の大きさになります。
地植えの場合は株間を30㎝程、プランター等の場合は株間を20㎝程とり、水を張ったバケツ等に苗を沈め、根鉢にたっぷりと水を含ませ、根鉢が崩れないように植え付けてあげます。
プランター等の場合は、鉢底石を敷き、鉢の縁の数センチの所まで土を入れ、ウォータースペースを残しておきましょう。
数センチ残しておくことで、水やりの際に土が流れ出るのを防ぐ事ができます。
植え付けたら水をたっぷりとあげ、根付くまでは水切れに注意して下さい。
転倒防止のために1株に1本の支柱を立ててあげましょう。
摘芯・花がら摘み
草丈が30セント程で葉が10枚程付いたら、収穫のついでに摘芯を行います。
主茎の先端を摘み取り、わき芽を増やす事ができます。
3~5節芽を目安にしてカットしてあげましょう。
花が咲かないように花芽が付いたら摘み取ってあげる事で、長く収穫する事ができます。
害虫・病気
ハダニが付く事があるので、葉水をしてあげ対策するようにしましょう。
アブラムシが付く事があり、ウイルス病を媒介する恐れがあるので、見つけ次第薬剤などで駆除してあげましょう。
アブラムシは風通しが悪く湿気が溜まりやすい場所を好むので、風通しが良く、蒸れにくい場所で育てると予防する事ができます。
増やし方
種まき
気温が20℃を超える4月~6月頃が適期になります。
花後の種を採取した後、実を乾燥させて袋に入れて保管しておきます。
種まきの前に発芽率を高める為に、前の日の夜に一晩給水させておく方法もあります。
育苗ポットに種を3~4粒程蒔いて、土を薄く被せてあげます。
光がないと発芽しない恐れがおるので、土は薄めに被せてあげましょう。
発芽したら元気なものを残し間引いてあげ、本葉が1枚付いたらプランターや畑などに植え替えてあげましょう。
挿し芽
カットした茎の先端を水が濁らないように管理すると、1週間程で発根します。
発根した茎は土へ植え付けてあげ、日陰で管理し、根付いたら通常の管理に戻してあげます。
収穫
芽や葉、花穂、実を食べる事ができます。
芽は本葉が2枚程になるまでに収穫でき、発芽後に間引いたものを芽シソとして食べる事ができます。
葉の収穫は主茎に10枚程葉が付き、草丈が30㎝程になったら収穫できます。
植え付けから約1ヶ月程が目安になり、下の方に付いている葉から収穫します。
花穂は秋に近づいてくると花をつけ始めるので、花穂が伸びて半分程開花したら収穫できます。
実は花が咲き終わってから実ができるので、その実を収穫する事ができます。
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