【キャベツ】育て方・増やし方の方法

キャベツを上から撮影した画像です。 野菜

キャベツについて

キャベツを上から撮影した画像です。

分類はアブラナ科アブラナ属キャベツになります。

古くは紀元前2500~2000年頃に栽培されていたという記録が残っており、日本では明治時代以降に栽培されるようになりました。

冬を除いて、春まき・夏まき・秋まきできる品種があり、春まきのものは葉が柔らかく、秋まきのものは葉がやや固くなります。

キャベツにはビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カルシウム、カリウム等のミネラル、食物繊維等の栄養が含まれている植物になります。

 

原産地

地中海沿岸~ヨーロッパにかけて。

 

 

 

 

 

育て方

おおまかに分類すると葉に厚みがあり少し扁平な形をしている寒玉系、葉の色が少し黄色で腰高な形状をしている春系、ボールのような丸い形をしたボール型に分けられます。

品種により大きさや甘さが違い、ベランダ菜園等では小玉のボール型を選ぶ等、栽培時期や環境に合った品種を選ぶようにし、連作ができないので2~3年は同じ場所に植えないようにします。

秋まきの苗は育てやすいので、初めての方などにはおすすめです。

 

用土

市販の野菜の培養土等や、赤玉土、腐葉土、バーミキュライトを7:2:1に配合し、10ℓ辺り石灰と化成肥料を10~20g混ぜたもの等。

 

プランター

株間を30㎝以上離すと育ちが良くなるので小型のプランターで育てる場合は、1株が限界になります。

植え付ける1ヶ月程前までに土作りをしておき、プランターの7分目ぐらいまで培養土を入れ、1週間程前に元肥を与えて下さい。

 

露地

種を蒔く2週間程前に石灰(100g/㎡)を施して耕し、1週間程前に堆肥(2㎏/㎡)、化成肥料(15:15:15)(100g/㎡)を施しておきます。

畝は高さ10㎝程、幅60㎝程にし、根が張りやすくするために耕します。

元肥に有機肥料を使用する場合、種まきの直前にまくとタネバエが発生する事がありますので、有機肥料を使用する時は、遅くても2週間以上前に与えるようにして下さい。

 

種まき

畑に直接種を蒔く直まきと、ポット等に種を蒔くポットまきがあり、ポットまきの場合は深さ5㎜空1㎝程の穴を掘り、1か所に種を3~4粒程蒔き、用土を被せて軽く押さえて下さい。

直まきの場合は発芽率が下がるので、5~7粒程を蒔いて下さい。

種まき時期は2月(低温気)と8月(高温期)で、直まきの場合は発芽率、管理が大変なので、ポットまきがおすすめです。

発芽するまでは用土の表面が乾かないようにこまめに水を与えて下さい。

発芽の適温は15~25℃になり、最低温度は7℃、最高温度は30℃程までになっており、春まきの場合は保温等をして発芽の適温を保つようにして下さい。

 

間引き

発芽したら3本に間引いてあげ、本葉が2枚になったら元気な苗を2本、本葉が3~4枚になったら1本に間引いてあげます。

直まきの場合は枯れてしまう可能性があるので、間引くタイミングを遅らせたり、回数を増やしても大丈夫です。

 

植え付け

苗を植え付けてから2~3ヶ月程で収穫出来るので、収穫する月の気温が生育適温内になるように計算をして植え付けてあげます。

植え付けの際は元の容器より一回り大きい穴を掘り、苗を取り出す時に形が崩れないように注意して取り出し、葉が埋まらない位に周辺の用土を株元に寄せて、用土を軽く押さえてあげてから水をあげます。

苗を植え付ける前にポットごと水に浸けると根付きがよくりますが、水に浸けて植え付けた場合は、2日程は水やりを控えて下さい。

植え付ける際の間隔は、早生種の場合30~40㎝程、中晩生種は40~45センチ程の間隔にして下さい。

 

土寄せ

草丈が高くなると株が倒れたり、根元に直接太陽光が当たると株が弱る事があるので、株元に土を寄せてあげましょう。

 

トンネル掛け

玉を大きく育てるのには元気な大きい外葉にする必要があるので、害虫避けの為にトンネル掛けをします。

トンネル掛けをする際は、植物に害虫が付いていないか確認してから行うようにして下さい。

 

水やり

水やりの回数が多いと病気になる可能性が高くなるので、1回の水の量を多めにし、回数を少なくして下さい。

種を蒔き、発芽するまでと、苗を植え付けて根付くまでは、用土の表面が乾かないようにこまめに水をあげて、その後は土の表面がしっかりと乾燥してから水をあげるようにします。

雨や曇りの日は湿度が高くなり過ぎてしまい、病気が発生する可能性が高くなりますので、水やりを控えましょう。

日中の気温が高い時間の水やりは葉茎を傷めてしまう恐れがあるので、気温が上がり始める朝か、夕方の気温が下がってから与えるようにします。

秋以降は気温が下がり、夕方~夜間の水やりは病気が発生しやすくなるので控えるようにして下さい。

プランターの場合は鉢底から水が染み出るまで水をあげて、露地栽培の場合は1株辺り1.5~2ℓ程の水をあげましょう。

 

追肥

追肥の肥料はチッソ比率が高く、即効性があるものや、市販の野菜専用の肥料がよいです。

本葉が10枚程になった時に、1株辺り約10gの肥料を葉の広がりに沿ってまき、根を傷めないように、株元から少し離れた用土の表面と混ぜ合わせてあげます。

芯の葉が立ち上がり始めた頃に2回目の追肥を約10g、葉にかからないように株元にまいてあげ、根を傷めないように、株元から少し離れた用土の表面と混ぜ合わせてあげます。

プランター栽培の場合は水やりの際に液肥を与えもよく、キャベツの結球が始まるまで与え、元気がない時は固形肥料も与えて下さい。

肥料が多すぎると外葉ばかりが育ち甘みが出なくなるので注意が必要です。

 

収穫

玉の上部を押さえ、葉が1~2枚分へこむ程度に固くなると収穫時です。

外葉を広げ、玉を少し傾けてから、株元を清潔なナイフ等で切り取って収穫します。

春先は適期を過ぎると玉が割れてしまうので注意が必要です。

 

病気・害虫

害虫が寄り付かないように、枯れ葉や落ち葉等は撤去し、株元の風通しを良くして病気や害虫を予防するようにしましょう。

幼苗から結球するまでは寒冷紗等で害虫を予防し、隙間から入り込んだもの等は見つけ次第速やかに除去して下さい。

モンシロチョウやコナガの幼虫が葉を食害してしまうので、これらの害虫が嫌うキク科の野菜(シュンギク、レタス等)を近くに植え付けてあげる事で害虫を防ぐ効果があります。

雨が多い年は軟腐病や黒腐病が発生しやすくなるので、排水対策をしっかりとしておきます。

適度な日照量を保ってあげると病気にかかる可能性が低くなります。

病気ではないのですが寒さに当たると葉が紫色(赤色)になる事がありますが、1枚葉をむいてあげれば中は通常の緑色で、寒さに当たった分甘みが増しているので美味しく食べる事ができます。

 

 

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