【香味野菜】パクチーの育て方・増やし方の方法

パクチーの葉と花の画像です。 ハーブ

パクチーについて

パクチーの葉の画像です。

分類はセリ科コエンドロ属パクチーになります。

料理に使用されるパクチーは、別名をコリアンダーといい有名なハーブのひとつです。

独特の香りがあり日本でも注目を集め、家庭菜園でパクチーを育てる人も増えています。

 

 

 

 

 

 

育て方

パクチーの葉の拡大画像です。

 

用土

高温多湿の蒸れに弱い為、水はけの良い土を好みます。

鉢やプランターで育てられる場合は市販の培養土や、赤玉土・腐葉土・堆肥・バーミキュウライトを5:3:1:1で配合したもの等を使用します。

地植えの場合は種まきや植え付けの2週間前までに土壌を弱酸性にするために、1平方メートル辺り100g程の苦土石灰をまいて耕し、その1週間後に腐葉土か堆肥を1平方メートル辺り2㎏程、化成肥料を1平方メートル辺り100g程まいて耕したものを使用します。

 

肥料

葉の色が薄かったり、黄色になっている場合は株元に化成肥料をまいてあげるか、液肥を与えてあげると効果的です。

肥料の与えすぎは風味が落ちる事があるので注意して下さい。

 

置き場所

生育の適温は18~25℃になっており、強すぎる日光は苦手なので、風通しの良い半日蔭程の場所で育てられて下さい。

梅雨時期等は雨ではねた泥が付き病気の原因になる事があるので、鉢等を雨の当たらない場所に移動させるか、土をマルチングする等して対策をしてあげましょう。

 

水やり

鉢植えやプランター等の場合は土の表面が乾燥してからたっぷりと水を与えて下さい。

水はけが悪い場合は根腐れの原因になる事があるので、鉢やプランターの底穴が大きめのものを選びましょう。

夏場は水切れを防ぐために、朝と夕方の涼しい時間帯に2回水をあげて下さい。

昼間の温度が高い時間帯に水をあげると根腐れの原因になるので注意して下さい。

水が多すぎても株を傷めてしまう恐れがあるので、土が十分に湿っているようであれば水やりを控えるようにしましょう。

地植えの場合は基本的に水やりは不要なのですが、長く雨が降らない時などは1~2週間に1回程たっぷりと水を与えるようにしましょう。

 

 

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種まき

3~5月、9~10月頃が適期になります。

苗を選ぶときは、株が大きいと根付きがしにくくなるので、茎がしっかりとしているものを選び、根元の葉が枯れていない小ぶりなものを選ぶようにしましょう。

鉢やプランターで育てられる場合は深さ20㎝以上、1株につき直径15㎝程を目安に容器を選んで下さい。

4株育てる場合は土容量5L程、それ以上育てる場合は10L程の容量が必要になります。

用土は鉢やプランターで育てられる場合は市販の培養土や、赤玉土・腐葉土・堆肥・バーミキュウライトを5:3:1:1で配合したもの等を使用します。

地植えの場合は種まきや植え付けの2週間前までに土壌を弱酸性にするために、1平方メートル辺り100g程の苦土石灰をまいて耕し、その1週間後に腐葉土か堆肥を1平方メートル辺り2㎏程、化成肥料を1平方メートル辺り100g程まいて耕します。

種を蒔く際に光がないと発芽しないので、種の上に土をかぶせないように種を蒔いてあげましょう。

パクチーの種は外殻で覆われており、中には種が2つ入っています。

そのままの状態で種を蒔くと発芽率が60%と言われていますが、外殻を指で割ってあげて蒔くと発芽率が90%になるといわれています。

発芽率をあげたい場合は、種の殻を指で軽くつぶしてあげて、数時間~一晩程水に浸けてから種を蒔いてあげましょう。

種を蒔いた後は、1日1回程霧吹き等で土を湿らせて、乾燥を防止するためにビニール等をかぶせてあげます。

15度前後の温度を維持できるのが理想で、順調に育てば約1週間程で発芽してくれます。

 

プランターに植えたパクチーの新芽が出てきている画像です。

連作障害を避けるために、同じ場所での栽培間隔を1~2年程は空けるようにしましょう。

 

間引き

葉や株が密着しすぎると風通しが悪くなったり、土から吸収する栄養に偏りが出る事があるので、必要に応じて小さいものを間引いてあげましょう。

間引いた葉や株はスープやサラダに使用できます。

 

植え付け

植え付けの際は株間を20~30㎝程空けてあげ、用土に根鉢と同じ位の穴を掘り、根鉢を崩さないよう注意しながら植え付けてあげます。

パクチーの根は直根性といい、枝別れずにまっすぐ伸びています。

直根性の根は途中で切れてしまうと再生が難しいので、根を傷めないように注意しましょう。

苗を穴に置いたら土をかぶせ、手で軽く押さえてあげて水をたっぷりとあげます。

連作障害を避けるために、同じ場所での栽培間隔を1~2年程は空けるようにしましょう。

 

摘心

花が咲いたままにしておくと風味が落ちたり、株が枯れてしまう恐れがあるので、花芽が出てきたら摘んであげましょう。

 

害虫

アブラムシが付く事があり、株を弱らせ枯れてしまう恐れがあるので、風通しの良い乾燥気味の場所で管理し、間引きをして風通しを良くしてあげましょう。

アブラムシが付いた場合は付いている葉や茎をカットするか、薬剤等で駆除するようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

増やし方

パクチーの花の画像です。

 

採種

植え付けから120日程で採種することができ、花芽を摘みとらずに結実させて種が茶色になったら株ごとカットします。

カットした株は新聞紙等に包み風通しの良い日陰で乾燥させ、株全体が茶色になったら先端に付いている種をふるい落として採種します。

採種した種は封筒等に入れて冷蔵庫で保管するようにしましょう。

また保存した種はコリアンダーシードと呼ばれる香味料として料理に使うことができ、葉よりも香りが柔らかく、カレー・サラダ・スープ等に使用する事ができます。

 

 

 

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収穫

 

葉の収穫

葉が伸びて20㎝程になったら収穫ができ、必要な分を下についている大きくなった葉から順番に、手や、清潔なハサミ等で収穫するか、株ごと抜いて収穫できます。

葉は成長しすぎると硬くなり、風味が落ちてしまうので早めに収穫するようにしましょう。

 

茎や根の収穫

茎は花芽がつく前の株を株元からカットしてあげます。

根はちぎれないように土から優しく引き抜いて下さい。

 

 

 

料理

パクチーの葉の画像です。

葉は刻んでサラダ・スープ・肉料理・魚料理等に使用されます。

ハーブやスパイスを多く使用するエスニック料理には欠かせない存在です。

根も食べる事ができ、刻んでスープ等に使用され、種子は乾燥させても生の状態でも食べる事ができます。

 

栄養・効能

βカロテン・ビタミンC・カルシウム等の抗酸化成分が多く含まれており、免疫力の低下を抑える効果や美容効果が期待できます。

リナロールという栄養素も含まれており、体内に溜まっている老廃物を体外に排出させる作用もあります。

 

 

 

 

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