フデゴケについて
![フデゴケの葉の拡大写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/10/フデゴケ-1024x532.jpg)
分類はシッポゴケ科ツリバリゴケ属フデゴケになります。
筆のような葉の形から、フデゴケと名付けられたそうです。
植物体の下部は黒褐色、上部に向かい緑色~黄緑色になり、群落を形成する姿はまるで草原のようです。
観賞方法
苔テラリウム、石への活着等。
分布
本州、四国、九州、沖縄。
世界では朝鮮、中国、スリランカ、インドネシア、オーストラリア。
自生地情報
日当たりが良い、乾燥した場所に自生しています。
育て方
湿度が高い状態が続くと枯れる恐れがありますので、通気のある容器で育てられる事をお勧めします。
置き場所
レース越しの窓際等、直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。
![直射日光が当たらない窓際のカーテンのレース越しの写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/置き場所-1024x449.jpg)
水やり
乾燥にはある程度強い苔ですので、葉が乾燥してきたと思われたら、霧吹き等で水をあげて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
![](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/10/P1015950-2-1024x653.jpg)
![](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/10/フデゴケ乾燥-1024x841.jpg)
増やし方
まき苔
フデゴケを乾燥させてから、揉み砕いて細かくします。
![乾燥させたフデゴケを細かく砕いている画像です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1017430-2-1024x932.jpg)
土の上に薄く敷き、半日蔭の風通しの良い場所に置きます。
![細かく砕いたフデゴケを用土に置いています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1017436-2-1024x898.jpg)
水やりは毎日は必要ありませんが、芽が生え揃うまでは、土が乾燥しないように、注意されて下さい。
移植法
種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、根を軽く土に埋め、植え付けます。
直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。
![2㎝程に分けたフデゴケを用土に植えつけています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1017276-2-1024x842.jpg)
楽しみ方
苔テラリウム、石への活着等。
石への活着方法
まず活着させたい石を5分程水に浸け、水分を含ませます。
次に乾燥させたフデゴケの、なるべく緑色の部分を細かくカットしてあげます。
![](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/フデゴケ蒔きゴケ-1024x932.jpg)
活着させたい石に薄く敷いてあげます。
![細かく砕いたフデゴケを石の上においています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1019019-2-1024x805.jpg)
後は蓋付きの容器などで湿度を保ちながら育てます。
![細かく砕いたフデゴケの横からの写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1019022-2-1024x951.jpg)
育成日記
フデゴケをテラリウムや蒔きゴケ、移植法、葉挿し、石へ活着させて育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
10/13~
![蓋付きの容器にフデゴケを植え付けています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/10/P1015583-2-1024x833.jpg)
育成環境:温度25℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
10/13~11/19
![カビが発生した写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1018640-2-1-1024x1011.jpg)
蓋を開けオープンにして育てていたのですが、容器が小さいのが原因なのか、カビが大量に発生してしまいました。
残念ですがこのテラリウムは諦め、もう少し大きい容器で育ててみようと思います。
11/25
前回、失敗してしまいましたので、今回は少し大きめの容器にある程度の塊のまま植えてあげて育てようと思います。
![ある程度に分けたフデゴケをキッチンペーパーの上で撮影しています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1019051-2-1024x773.jpg)
用土に植えやすいようにある程度仮根(茶色の部分)をカットしてあげます。
![新たな容器に植え付けています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1019053-2-1024x1018.jpg)
育成環境:温度18℃~19℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くし育てます。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
11/25~7/2
![葉先が茶色になってきています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/07/フデゴケテラ7月2-988x1024.jpg)
6~7ヶ月程経ち、暑くなり乾燥したのか葉先が茶色になってきています。
今後こまめに水やりをしながら様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度10℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くし育てます。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/7/2~10/31
4ヶ月程経ち、画像がなく申し訳ないのですが、夏の暑さで乾燥し過ぎたのか、茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのフデゴケは諦めて、今度、育成する際はこまめに水をあげ、温度管理に気を付けて育ててみようと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くし育てます。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2023/5/29~
![新たな容器にフデゴケを植え付けてあげました。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_20230526_142618-1024x930.jpg)
新たにフデゴケを蓋付きの容器で密閉空間の環境に植え付けてあげました。
前回は夏の暑さ、風の通りが悪く枯れてしまったと思うので、今回は温度管理に気を付け、スペースの取れる容器に植え付け、日当たりの良い場所に自生しているので、光量を強めに当てて育てていこうと思います。
育成環境:温度27℃~29℃、光量3000㏓~4000㏓程。蓋付きの容器で密閉空間ので育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に1回程。
換気:1~2週間に1回、5分程。
蒔きゴケ
11/10~
![細かく砕いたフデゴケを用土に置いています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1017436-2-1-1024x898.jpg)
育成環境:温度17℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
11/10~6/14
![7ヶ月後の写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/06/フデゴケ蒔き6月14-1-1024x977.jpg)
7ヶ月程経ち、特に変化がありません。
乾燥していると芽が出てこないのではないかと考え、湿度を高める為、蓋の四隅にシリコン製のシールを貼り、少し隙間を開けて通気性を良くした容器に移してあげようと思います。
![](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/06/シリコン蓋-57-755x1024.jpg)
![新しい容器に移してあげました。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/06/フデゴケ蒔き6月14、2-1-1024x875.jpg)
新しい容器に移してあげました。
育成環境:温度17℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/6/14~10/31
4ヶ月程経ち、画像がなく申し訳ないのですが、夏の暑さで乾燥し過ぎたのか、茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのフデゴケは諦めて、今度、育成する際は、こまめに水をあげ、温度管理に気を付けて育ててみようと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くし育てます。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
移植法
種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、根を軽く土に埋め てあげ育てます。
11/7~
![2㎝程に分けたフデゴケを用土に植え付けています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1017276-2-1-1024x842.jpg)
育成環境:温度19℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
11/7~7/2
![8ヶ月後の写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/07/フデゴケ移植法7月2-1024x966.jpg)
8か月程経ちましたが、特に変化がありません。
育成環境:温度10℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/7/2~10/31
![葉が茶色になっている写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/10/ふでごけいしょくほう-1024x964.jpg)
4ヶ月程経ち、夏の暑さで乾燥し過ぎたのか、葉がだいぶ茶色になってきています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
![オープンタイプの水槽の写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/10/巨大水槽-116-1024x405.jpg)
こちらの水槽で育てていこうと思います。
![新たな水槽に移してあげた写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/10/フデゴケいしょくほう2-1015x1024.jpg)
新たな水槽に置いてあげました。
これから上手く育てってくれるか心配ですが、湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/10/31~2023/3/19
![葉が茶色になっている写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_20230326_113948-1-1024x960.jpg)
5ヶ月程経ち、葉が茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのフデゴケは諦めて、新たにフデゴケの移植法に挑戦してみようと思います。
![新たにフデゴケを植え付けてあげた写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_20230326_113842-1024x933.jpg)
新たにオープンタイプの水槽に植え付けてあげました。
今度は夏の暑さ・乾燥に気を付けながら育ててみようと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
石への活着
乾燥させ細かくしたフデゴケを石の上に蒔いてあげて石へ活着させようと思います。
11/25~
![細かく砕いたフデゴケを石の上に置いて横から撮影しています。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/11/P1019022-2-1-1024x951.jpg)
育成環境:温度18℃~19℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を外しオープンにして、腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉に霧吹き等で水をあげます) 。腰水の水が減ったら足してあげます。
11/25~5/17
![葉が茶色になり枯れている写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG_20220517_105623_1-2-1024x935.jpg)
6か月程経ち、完全に葉が茶色になってしまいました。
湿度が足りなかったのが原因だと思うので、残念ながらこのフデゴケは諦めて、フデゴケの石への活着を新たに試みてみようと思います。
育成環境:温度10℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を外しオープンにして、腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉に霧吹き等で水をあげます) 。腰水の水が減ったら足してあげます。
葉挿し
フデゴケの葉挿しの情報が少なく、自生しているもので葉や茎から新芽がでてきているものがありますので、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがフデゴケの葉挿しを試してみようと思います。
![フデゴケの根元部分に古い個体がある画像です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/12/フデゴケ葉挿し12月19-1024x915.png)
写真のように茎から新芽がでて世代交代をしているようです。
12/19~
フデゴケを1本、1本に分けてあげます。
![](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/12/P1010305-2-2-1024x959.jpg)
後は蓋を外しオープンにして通気性を良くさせてあげ、育ててみようと思います。
![1本、1本に分けたフデゴケを用土に置いてあげた写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2021/12/P1010317-2-945x1024.jpg)
育成環境:温度14℃~16℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
12/19~7/2
![7ヶ月後の写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/07/フデゴケ葉挿し7月2-1024x882.jpg)
7か月程経ちましたが、特に変化がありません。
育成環境:温度10℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/7/2~10/3
![葉が茶色になってきている写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/10/フデゴケ葉挿し.jpg)
3ヶ月程経ち、夏の暑さで乾燥し過ぎたのか、少し葉が茶色になっているように見えます。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
![オープンタイプの水槽の写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/10/巨大水槽-53-1024x405.jpg)
こちらの水槽で育てていこうと思います。
![新たな水槽に置いてあげた写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2022/10/フデゴケ葉挿し2-1024x820.jpg)
新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。(蓋を外し通気性を良くしています。)
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2022/10/3~2023/3/19
![葉が茶色になってしまった写真です。](https://earthgreen0515.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_20230326_113915-844x1024.jpg)
5ヶ月程経ち、葉が茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのフデゴケは諦めて、今度は夏の暑さ・乾燥に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
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