アツバチョウチンゴケついて

分類はチョウチンゴケ科ツルチョウチンゴケ属アツバチョウチンゴケになります。
渓流沿いの湿った岩上や地上に自生しています。
植物体は強健な雰囲気をしており、直立茎は緑の花が咲いているような美しさがあります。
観賞方法
苔テラリウム等。
分布
日本全土。
世界では、朝鮮、中国、インド、ブータン、ネパール、ミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン。
自生地情報
渓流沿いの湿った岩上や土上等。
育て方
温度
苔を育てる温度は30℃くらいまでは問題ないと考えられていますが、夏場等は30℃を超えますので、置き場所を調整し、育てられる事をお勧めいたします。
苔テラリウム等、容器で育てられる場合は直射日光が当たらない場所で管理する事で、容器内の気温上昇を抑える事が出来ます。
置き場所
レース越しの窓際等、直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。( 夏場の暑い時期は、容器内が高温になり蒸れてしまうので、玄関、トイレ等の涼しい場所に移動させて下さい。 )

水やり
苔が乾燥してきたと思われたら、霧吹き等で水をあげて下さい。
葉から水分を吸収しますので、根元だけに水をあげるのではなく、株全体に水を吹きかけて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
増やし方
移植法
ある程度に分けたアツバチョウチンゴケを用土に軽く埋めてあげ育てます。

育成日記
アツバチョウチンゴケをテラリウムで育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム(オープンタイプ)
アツバチョウチンゴケの直立茎を用土に植えてあげて育てます。
10/17~

育成環境:温度22℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1日~2日に一回程。
2022/10/17~11/7

1ヶ月程経ち、匍匐茎の新芽が出てきてくれています。
育成環境:温度18℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1日~2日に一回程。
2022/11/7~2023/3/19

4ヶ月程経ち、匍匐茎が長く成長し、葉が付いてきています。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1日~2日に一回程。
テラリウム(クローズドタイプ)
2023/5/29~

ある程度に分けたアツバチョウチンゴケを蓋付きの容器で密閉空間の環境に植え付けて育てていこうと思います。
育成環境:温度27℃~29℃、光量3000㏓~4000㏓程。蓋付きの容器で密閉空間の環境で育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に1回程。
換気:1~2週間に1回、5分程。

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