【ウチワゴケ】育て方・増やし方の方法

ウチワゴケの群落の画像です。 シダ植物
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ウチワゴケについて

ウチワゴケの群落の画像です。

分類はシダ植物門コケシノブ科アオホラゴケ属ウチワゴケになります。

葉はウチワの様な特徴的な形をしており、湿り気のある樹幹や岩上に自生する常緑性のシダ植物です。

 

観賞方法

テラリウム等。

 

分布

日本のほぼ全土に分布します。

海外では熱帯域を中心にアフリカからポリネシアまで広い分布域を持っております。

 

自生地情報

湿り気のある樹幹や岩上に自生します。

 

 

 

 

育て方

ウチワゴケの群落の画像です。

用土

中性~弱酸性の土を好みます。

 

置き場所

暑さや寒さに強い丈夫な種類になります。

日陰に自生しているので、直射日光を嫌い、高い空中湿度を好みます。 レース越しの窓際等、直射日光があたらない、涼しい場所で育てられて下さい。(夏場の日中等、温度が高くなり過ぎる時は、別の場所に移動させた方がよいです。)

直射日光が当たらない窓際のカーテンのレース越しの画像です。

 

水やり

葉が閉じたような姿になると乾燥していますので、霧吹き等で水をあげて下さい。

葉から水分を吸収しますので、根元だけに水をあげるのではなく、株全体に水を吹きかけて下さい。

夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。

 

湿潤時の葉の様子

 

乾燥時の葉の様子

 

 

 

 

増やし方

ウチワゴケの群落の画像です。

 

移植法

種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、植えます。

直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。

 

2㎝程に分けたウチワゴケを用土に植え付けた画像です。

 

 

 

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育成日記

ウチワゴケをテラリウムや移植法、石等へ活着させ、経過を観察しようと思います。

育成の参考になりますと幸いです。

 

テラリウム

ある程度の塊のウチワゴケを、土に根を軽く埋め、固定してあげて育てます。

 

2021/10/28~

蓋付きの容器にウチワゴケを植え付けた画像です。

育成環境:温度19℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:3日~1週間に一回程。

換気:1週間に一回、5分程。

 

2021/10/28~2022/1/5

2ヶ月後の画像です。

2ヶ月程経ちましたが、特に変化もなく綺麗な緑を維持してくれています。

 

育成環境:温度10℃~23℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:3日~1週間に一回程。

換気:1週間に一回、5分程。

 

2022/1/5~3/29

新芽が出てきている画像です。

2ヶ月程経ち、新芽がでてきてくれています。

 

育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:3日~1週間に一回程。

換気:1週間に一回、5分程。

 

2022/3/29~5/17

1~2ヶ月後の画像です。

1~2ヶ月程経ち、新芽が増えてきてこの容器では狭くなってきたので、環境を変えるのは不安ですが、大きめの容器に移してあげようと思います。

 

育成環境:温度18℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:3日~1週間に一回程。

換気:1週間に一回、5分程。

 

レイアウトした容器の画像です。

せっかくなのでレイアウトした容器に移してあげようと思います。

 

蓋の四隅にシリコンシールを貼った画像です。

水やり、換気をする時間がかなりかかってしまうので、蓋にシリコン製のシールを貼り、蓋に少し隙間を開けてあげます。

 

容器から取り出しキッチンペーパーの上で撮影した画像です。

ウチワゴケを容器から取り出してあげました。

 

二つに分けた画像です。

少し大きかったので二つに分けてあげます。

 

新たな容器に移してあげた画像です。

斜面に植えてあげて、育てていこうと思います。

 

育成環境:温度26℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋部分に少し隙間を開けてあげ育てます。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:照明等で明るさを確保した場所。

水やり:1~2週間に一回程。

換気:1~2週間に一回、5分程。

 

2022/5/17~10/11

5ヶ月後の画像です。

5ヶ月程経ち、葉が成長してきてくれています。

 

育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋にシリコン製のシールを貼り、蓋に少し隙間を開け通気性を良くした容器。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:照明等で明るさを確保した場所。

水やり:1~2週間に一回程。

換気:1~2週間に一回、5分程。

 

2022/10/11~2023/3/19

5ヶ月後の画像です。

5ヶ月程経ち、新芽が増えて成長してくれています。

蓋の四隅に付けているシリコンシールが剥がれてしまい、密閉空間の環境になっていますが順調に成長してくれているので、このままの環境で育てていこうと思います。

 

育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋にシリコン製のシールを貼り、蓋に少し隙間を開け通気性を良くした容器。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:照明等で明るさを確保した場所。

水やり:1~2週間に一回程。

換気:1~2週間に一回、5分程。

 

2023/3/19~2023/5/29

2ヶ月後の画像です。

2ヶ月程経ち、新芽も成長して大きく育ってくれています。

これまで1年と7ヶ月程ウチワゴケを育ててきましたが、湿度を保つと夏の暑さにも強く、徒長することもなく育ってくれるので、とてもそだてやすいシダ植物だという事が分かりました。

このウチワゴケは今度も育てていこうと思いますが、ウチワゴケのテラリウムの日記はこれで終了にしようと思います。

 

育成環境:温度15℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で密閉空間の環境で育てています。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:照明等で明るさを確保した場所。

水やり:1~2週間に1回程。

換気:1~2週間に1回、5分程。

 

石への活着

ある程度の塊を石に糸等で固定して、活着させようと思います。

 

10/24~

ある程度に分けたウチワゴケを糸で石に固定した画像です。

育成環境:温度19℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水管理。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:水が減ったら水を足してあげます。

換気:1週間に一回、5分程。

 

10/24~4/12

6ヶ月後の画像です。

6か月程経ち、根も良くでてきており、石に活着してくれているようなので糸を外してみようと思います。

 

逆さまにしている画像です。

糸を外し逆さまにしても剝がれ落ちず、上手く活着してくれているようです。

新芽も出てきているので、このままの環境で育てていこうと思います。

 

育成環境:温度10℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水管理。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:水が減ったら水を足してあげます。

換気:1週間に一回、5分程。

 

2022/4/12~9/27

5ヶ月後の画像です。

5ヶ月程経ち、特に変化がなく成長してくれています。

水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。

 

オープンタイプの水槽の画像です。

こちらの水槽で育てていこうと思います。

 

新たな容器に移してあげた画像です。

新たな水槽に置いてあげました。

 

育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水管理。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:水が減ったら水を足してあげます。

換気:1~2週間に一回、5分程。

 

2022/9/27~2023/3/19

5ヶ月後の画像です。

オープンタイプの水槽に移して5ヶ月程経ち、石に活着して高さがある為に土の湿度が届かないようで、葉が茶色になってきています。

環境に合った新芽が出てくれるかもしれないので、このままの環境で育てていこうと思います。

 

育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。

置き場所:照明等で明るさを確保した場所。

水やり:1~2週間に1回程。

 

2023/3/19~2023/10/19

約7ヶ月程経ち、画像がなく大変申し訳ないのですが、オープンタイプの環境で湿度が足りなかったようで茶色になり枯れてしまいました。

テラリウムの方は密閉空間で上手く育ってくれたので、ウチワゴケはオープンタイプの環境には合わないようです。

ここまで約2年程ウチワゴケを育ててきましたが、石には約半年程で活着してくれるようです。

オープンタイプの環境には湿度が足りず育てるのは難しそうですが、密閉空間で湿度が高い状態だと、夏の暑さにも強く、徒長もしないので大変育てやすい植物だと分かりました。

ウチワゴケの石への活着の育成日記はこれで終了にしたいと思います。

 

育成環境:温度15℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。

置き場所:照明等で明るさを確保した場所。

水やり:1~2週間に1回程。

 

移植法

ある程度に分けたウチワゴケを用土に軽く埋めてあげて育ててみようと思います。

 

11/6~

 

2㎝程に分けたウチワゴケを用土に植え付けた画像です。

 

育成環境:温度19℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:3日~1週間に一回程。

換気:1週間に一回、5分程。

 

11/6~3/29

新芽が出てきている画像です。

4か月程経ち、新芽がでてきてくれています。

 

育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:3日~1週間に一回程。

換気:1週間に一回、5分程。

 

2022/3/29~9/27

6ヶ月後の画像です。

6ヶ月程経ち、葉が元気に成長してくれています。

水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。

 

オープンタイプの水槽の画像です。

こちらの水槽で育てていこうと思います。

 

新たな容器に移してあげた画像です。

新たな水槽に置いてあげました。

 

育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。

水やり:1~2週間に一回程。

換気:1~2週間に一回、5分程。

 

2022/9/27~2023/3/19

5ヶ月後の画像です。

オープンタイプの水槽に移して5ヶ月程経ち、湿度が足りないようで葉が少し茶色になってきています。

環境に合った新芽が出てくれるかもしれませんので、このままの環境で育てていこうと思います。

 

育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:照明等で明るさを確保した場所。

水やり:1~2日間に一回程。

 

2023/3/19~2023/10/19

約7ヶ月後の画像です。

約7ヶ月程経ち、オープンタイプの環境で湿度が足りなかったようで茶色になり枯れてしまいました。

テラリウムの方は密閉空間で上手く育ってくれたので、ウチワゴケはオープンタイプの環境には合わないようです。

テラリウムで育てているものも移植法とほぼ同一の条件なので、これでウチワゴケの移植法の育成日記は終わりにしようと思います。

 

育成環境:温度15℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。

用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。

置き場所:照明等で明るさを確保した場所。

水やり:1~2日間に一回程。

 

 

まとめ

これまで約2年程、ウチワゴケを育ててきましたが、オープンタイプの環境で育てるには湿度が足りないようです。

密閉空間で湿度が高い環境だと、石にも約半年程で活着してくれて、夏の暑さにも強く、徒長もしないので大変育てやすい植物だと分かりました。

葉も綺麗なので観賞用にもピッタリだと思います。

機会がありましたら、是非ウチワゴケをテラリウム等で楽しまれてみてはいかがでしょうか?

 

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