ヘラシダついて
分類はウラボシ目イワデンダ科ヘラシダ属ヘラシダになります。
細長い単葉の葉をつけ、名前の由来も葉をヘラに見立て付けられたそうです。
丈夫で育てやすく、苔との相性も良いのでテラリウム等にも使用されます。
観賞方法
テラリウム等。
分布
本州南部、四国、九州、琉球。
世界では、朝鮮、中国、台湾、東南アジア、インド、スリランカ、ネパール。
自生地情報
谷間の水辺や川の近くの斜面等、湿った場所に自生しています。
育て方
置き場所
レース越しの窓際等、直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。( 夏場の暑い時期は、容器内が高温になり蒸れてしまうので、玄関、トイレ等の涼しい場所に移動させて下さい。 )
水やり
土や葉の表面が軽く湿る程度に霧吹き等で水をあげて下さい。
葉から水分を吸収しますので、根元だけに水をあげるのではなく、株全体に水を吹きかけて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
増やし方
株分け
1本、1本に分けたヘラシダを用土に埋めてあげ育てます。
育成日記
ヘラシダをテラリウムで育て経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
株分けしたヘラシダを少し傾斜を付けた用土に埋めてあげて育ててみようと思います。
3/30~
育成環境:温度22℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
3/30~7/25
4ヶ月程経ち、古い葉は茶色になり、根元から新芽が育ってくれています。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/7/25~10/31
3ヶ月程経ち、夏の暑さにも耐えてくれて、新芽が大きく成長してくれています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの容器にまとめてあげようと思います。
容器から取り出してあげました。
根がだいぶ成長してくれています。
新たな容器に置いてあげました。
オープンタイプの容器なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/31~2023/3/19
4ヶ月程経ち、古い葉は枯れ、新芽が出てきてくれています。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明などで明るさを確保した場所。
水やり:1~2日間に1回程。
2023/3/19~2023/6/7
2ヶ月程経ち、気温が上がり水分の蒸発が多く湿度が保てず残念ながら枯れてしまいました。
ここまで約1年と3ヶ月程ヘラシダを育ててきましたが、ヘラシダは湿度が保てると夏の高い温度にも強く、徒長する事もなくとても育てやすいシダ植物だと分かりました。
今後も、色々な育て方で育ててみようと思いますが、こちらのヘラシダのテラリウムでの育成日記はこれで終了にしようと思います。
育成環境:温度15℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明などで明るさを確保した場所。
水やり:1~2日間に1回程。
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