ヌカボシクリハランついて
分類はウラボシ科ヌカボシクリハラン属ヌカボシクリハランなります。
常緑性のシダ植物で葉の大きさは10~30センチ程になり、クリハランに比べ小型になります。
葉の裏に付く胞子嚢群が円形で不規則に付くことからヌカボシ(糠星)と名付けられたそうです。
分布
本州(千葉、伊豆、紀伊半島、山口)、四国(太平洋側)、九州、沖縄。
自生地情報
林内の地上、岩上、樹幹等。
育て方
置き場所
レース越しの窓際等,
直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。( 夏場の暑い時期は、容器内が高温になり蒸れてしまうので、玄関、トイレ等の涼しい場所に移動させて下さい。 )
水やり
葉から水分を吸収しますので、根元だけに水をあげるのではなく、株全体に水を吹きかけて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
増やし方
株分け
根茎をある程度の長さでカットしてあげ、用土に植え付けて育てます。
育成日記
ヌカボシクリハランを株分けして育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
株分け
根茎をある程度の長さでカットしたヌカボシクリハランを用土に植え付けてあげて育てていこうと思います。
2022/12/7~
育成環境:温度14℃~16℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日に一回程。
2022/12/7~2023/4/18
4ヶ月程経ち、特に変化なく育ってくれているようです。
育成環境:温度9℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日に一回程。
2023/4/18~2023/5/16
1ヶ月程経ち、新芽が2本でてきてくれています。
育成環境:温度16℃~27℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日に一回程。
2023/5/16~2023/6/19
1ヶ月程経ち、新芽が成長してきてくれています。
育成環境:温度22℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日に一回程。
2023/6/19~2023/11/13
約5ヶ月程経ち、新芽が成長して古い葉が枯れてきています。
これまで約1年程ヌカボシクリハランを育ててきましたが、乾燥にもある程度強いようで、徒長する事もなく、夏の暑さ、冬の寒さにも強い事が分かりました。
このヌカボシクリハランは今後も育てていこうと思いますが、このヌカボシクリハランの株分けの成長日記はこれで終了したいと思います。
育成環境:温度16℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日に一回程。
まとめ
約1年程ヌカボシクリハランをオープンタイプの容器で育ててみましたが、ある程度乾燥にも強く、徒長する事もなく、夏の暑さ、冬の寒さにも耐えて順調に成長いしてくれて、とても育てやすい植物だと分かりました。
今後、蓋付きの容器で密閉空間でも上手く育つのかを試していこうと思います。
コメント