フウセンカズラについて
分類はムクロジ科フウセンカズラ属フウセンカズラになります。
涼しげな白く小さな花を咲かせ、緑のカーテン等に利用されます。
秋頃に風船のようなほおずき状の袋の中に種ができ、種にはハート形の可愛らしい模様が入っています。
名前の由来はこの風船のような種子袋にちなんで、フウセンカズラと名付けられたそうです。
暑さや日差しに強く丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者の方にもおすすめの植物です。
観賞方法
鉢植え、庭植え等。
原産国
アジア、アフリカ。
育て方
用土
市販の草花用培養土や、赤玉土・腐葉土を7:3の割合で混ぜた土を使用します。
肥料
緩効性化成肥料を元肥として用土に混ぜ込み、液体肥料を1~2週間おきに与えるか、1~2ヶ月に1度、緩効性の粒状肥料を与えてあげます。
チッソが多い肥料は、葉が成長し過ぎて実を落とす原因になるので、リン酸やカリウムが多い肥料を使用するようにしましょう。
置き場所
日当たりの良い場所を好みます。
つるが成長して絡み始めると置き場所を変えるのが難しくなるので、あらかじめフェンスやネットを張った場所で育ててあげましょう。
水やり
土の表面が乾いたら水をたっぷりとあげます。
夏場の暑い時期は昼間に水をあげると蒸れてしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをして下さい。
土の乾燥具合を見ながら、乾燥し過ぎている時は朝と夕方の2回水をあげましょう。
植え付け
4~6月頃が適期になります。
鉢やプランターに植える場合は深底の容器に植え付けてあげましょう。
65㎝プランターに3株、8~10号鉢に2株程を目安に、20~30㎝程の間隔をあけて植え付けてあげます。
地植えの場合は日当たりが良く、水はけの良い場所を選んで、事前に土を30㎝程耕しておきます。
掘り起こした土に完熟堆肥や腐葉土を混ぜ込み、20~30㎝程の間隔をあけて植え付けてあげましょう。
害虫
ハダニが発生し葉のつやがなくなったり、株を枯らしてしまう事があるので、見つけ次第、殺虫剤等で駆除してあげましょう。
ハダニは水気に弱いので、水やりの際に葉の裏に水をあたえてあげる事で予防する効果があります。
増やし方
採種
気温が下がり始めると実が茶色になり中から種を採種する事ができます。
採種した種は乾燥させてから、冷暗所で保存し、次の年に蒔いてあげましょう。
種まき
4~6月頃の気温が20~25℃位が種まきの適期になります。
種の表皮が硬いので、種を蒔く前に一晩水に浸けておくか、表皮にナイフ等で少し傷をつけてあげると発芽率を上げる事ができます。
赤玉土等の水はけの良い土を使用し、3㎝程の間隔をあけて種を蒔き、1㎝程土を被せてあげ、土の乾燥に気を付けながら水をあげ、日当たりの良い場所で管理します。
本葉が4~5枚程になったら植え替えてあげましょう。
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