ノビルについて
分類はヒガンバナ科ネギ属ノビルになります。
ネギやニラのような香りと辛さ、ラッキョウに似た味がする人気の春の野草です。
白い球根の部分や、葉・茎も食べる事ができ、刻んで薬味として使用したり、みそ汁や天ぷら等、料理に幅広く使われています。
ノビルと似ていて有毒な植物もある為、誤って採取しないように気をつけましょう。
確認の方法は、葉を折りニラのような匂いがあるかを確かめたり、球根の形が丸ければノビル、フラスコのように先が尖っていればスイセンになります。
スイセンは毒性が強く、海外では死亡例もあるので注意が必要です。
見分けがつかない場合は安全の為に口にしないようにしましょう。
育て方
用土
水はけが良く、多少湿った土を好みます。
市販の野菜用の培養土等を使用しましょう。
肥料
元肥として野菜用の肥料を土に混ぜ込んでおきましょう。
追肥は3月頃に与えてあげましょう。
米ぬかを追肥として与えるのも効果的です。
置き場所
日当たりの良い場所を好みますので、日光が当たる場所で育てて下さい。
水やり
地植えの場合は特に水やりは必要ないのですが、雨が長く降らず乾燥し過ぎている時は水をあげて下さい。
プランター等の場合は水やりが多すぎると根腐れをおこす可能性があるので、土が乾燥してから水をあげて下さい。
植え付け
9月下旬~10月上旬頃が適期になります。
プランター等に鉢底ネット、鉢底石を敷き、用土と肥料を入れて混ぜ合わせます。
深さ5㎝程の植え穴を掘り、球根の根を下にし、株間を5㎝程あけて植え付けてあげましょう。
増やし方
分球
球根の横に小さな子球をつけて増えていきます。
何もしなくても自然に増えていきますが、確実に株を増したい場合は子球を切り離して植え付けてあげましょう。
収穫
春になり草丈が50㎝程、葉鞘部分の太さが1㎝程になったら収穫時です。
茎を引っ張って収穫すると球根が土に残ってしまうので、スコップ等で株ごと掘り起こして収穫しましょう。
食べ方
水洗いで泥や土を落とし、茶色の表皮や枯れた葉を取り除きます。
根の土が落ちにくい時は歯ブラシ等で落としましょう。
酢味噌和えや天ぷら、みそ汁、おやき、ネギのように刻んで薬味としたり、炒め物に加える事ができます。
下処理をした状態でビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れておくとある程度保存する事ができますが、長期間保存したい場合は酢漬け等にしましょう。
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