ブロンズヒメについて
分類はベンケイソウ科グラプトペタルム属ブロンズヒメになります。
3~5月頃が開花期になり、黄色い星の形の花を咲かせ、他の多肉植物にはない赤っぽい銅色の艶々としている植物体が美しい植物で、多肉の寄せ植え等にもよく利用されています。
原産地
メキシコ。
観賞方法
鉢植え、寄せ植え等。
育て方
用土
多肉植物用の土や、赤玉土中粒・鹿沼土中粒・腐葉土・軽石を3:3:3:1の割合で混ぜ合わせ、肥料を加えたもの。
肥料
肥料は特に必要なく育ってくれるのですが、植え替えの時に緩効性肥料を少量与えてもよいです。
肥料が多すぎると色合いが上手く出ないことがあるので、注意して下さい。
置き場所
日陰だと徒長し、葉の色が緑色っぽく、薄くなってしまうので、日当たりが良く、風通しの良い場所で育てて下さい。
葉の先が垂れ下がると光が足りない可能性があるので、明るい場所へ移動させて様子を見て下さい。
乾燥した空気、低温に当たる事で葉がブロンズ色になるのですが、霜や雪に当たると枯れてしまう恐れがあるので、冬場は0℃以上の風通しの良い軒下等に移動させることをおすすめします。
水やり
春~秋は、土が乾いてから水を与えます。
夏場は葉色を良くする為に水やりを控えめにし、気温が上昇している日中ではなく、夕方に水をあげて下さい。
冬場は断水気味に管理し、土が全て乾いてから数日経って水を与えるようにしましょう。
水の与えすぎは根腐れの原因になる恐れがあるので、注意して下さい。
剪定
成長すると上に長く伸びてくるので、清潔なハサミ等でカットしてあげて挿し芽にしてあげましょう。
植え替え
植え替えの適期は3~5月になります。
優しく苗を抜き取り枯れている枝や葉を取り除き、古い土を2分の1程落としてあげて、古い根や黒くなっている根をカットしてあげます。
良い根は傷めてしまうと成長しにくくなる可能性があるので注意して下さい。
排水を良くするために新しい鉢に鉢底ネットや軽石を敷き、用土を3分の1程入れて苗を鉢の中心に置いてあげます。
最後に用土を鉢上の2~3㎝程下まで入れてあげます。
害虫
ワタムシやカイガラムシが付く事があり、葉の形が悪くなってしまうので、見つけ次第駆除するように心がけましょう。
増やし方
挿し芽
上から5㎝程に清潔なハサミ等でカットしてあげ、下葉があれば2~3枚とってあげ、切り口を乾かしてから用土に挿してあげます。
葉挿し
付け根から葉を取ったり、植え替えの時に落ちた葉を利用し、乾燥した土の上に置いてあげます。
株分け
群生している株を二つに分けて植え替えてあげます。
二つに分けた株の切り口は乾燥させてから植え付けるようにして下さい。
コメント