スイセンについて
分類はヒガンバナ科スイセン属スイセンになります。
早春に花を咲かせ春の訪れを告げる球根植物で、白・黄色・ピンク・緑・オレンジ等と様々な花の色があります。
品種により1本の茎から1本の花が咲くものや、何本も花を付けるものもあり、園芸品種の数は数万品種もあるといわれています。
観賞方法
鉢植え、地植え、切花等。
原産地
地中海沿岸、北アフリカ、スペイン、ポルトガル。
毒性
誤って食べてしまうと様々な症状が出て、死亡してしまう例があります。
葉がニラやノビル、球根がタマネギに似ているので、畑の近く等の誤って採取されるような場所には植えないようにし、小さい子供やペットがいるご家庭では注意しましょう。
育て方
用土
水はけが良く、肥沃な土壌を好みます。
地植えの場合、土が粘土質で水はけが悪い時はパーライトや軽石等を混ぜ合わせて水はけを良くしてあげましょう。
鉢植えの場合は鉢底石を入れた後に、市販の草花用培養土や赤玉土小粒・腐葉土を混ぜ合わせたものを使用します。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を混ぜておき、芽がでたらリン酸分の多い液体肥料を与えます。
花後にカリ分の多い液体肥料か、三要素等量の肥料を置き肥します。
置き場所
日当たりと水はけの良い場所を好み、雨が溜まる場所等では球根が腐ってしまう恐れがあるので避けるようにしましょう。
風が強い場所は茎が折れてしまう恐れがあるので避けられ、防風ネット等で対策をするようにして下さい。
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いてから、鉢底から水が出る位たっぷりと与えて下さい。
地植えの場合は特に必要ありませんが、雨が長く降らず乾燥しすぎている時等は水をあげて下さい。
植え付け・植え替え
品種により開花時期が異なるので、開花時期に合わせて植え付けるようにしましょう。
植え付けの間隔は大きな球根の場合は20㎝程、中~小さめの球根は15~10㎝程間隔を空けてあげ、球根が2つ入る程の深さに植え付けてあげます。
3年以上植えっぱなしのものは、球根を掘り起こして秋まで保管し秋に植え直してあげます。
剪定
花が終わったら花茎の根元からカットしてあげましょう。
病気・害虫
軟腐病やモザイク病にかかる事があり、球根や茎の根元が腐り始めてしまうので、発見次第球根ごと抜き取るようにして下さい。
アブラムシが付く事があるので、発見次第薬剤等で駆除するようにしましょう。
増やし方
分球
夏に球根を掘り上げ、子株を優しく手で割って分けてあげて秋まで保管し、再度植え付けてあげます。
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