サンスベリアについて
分類はキジカクシ科チトセラン属サンスベリアになります。
室内、お庭等でも丈夫で枯れにくいので育てやすく、手がかからない多年草で観葉植物として人気があります。
葉からはマイナスイオンを出し、高い空気清浄効果が期待できる事から室内で育てられる方も多くいます。
観賞方法
鉢植え、お庭等。
原産国
熱帯地方、亜熱帯地方やアフリカの乾燥地帯、南アジア。
育て方
室内で育てる場合は、ホコリ等が溜まりやすいので定期的に湿らせた布等で葉を拭いてあげて下さい。
用土
サンスベリア用の土や観葉植物の土を使用します。
自分で作る場合は赤玉土小粒、軽石小粒を7:3で混ぜ合わせたものを使います。
肥料
5~10月頃の生育期に、緩効性の固形肥料(プロミック等)を2ヶ月に1度程。
液体肥料(ハイポネックス等)の場合は月に2回程与えます。
生育期以外は肥料を与えるのを控えて下さい。
置き場所
日光を好む植物なのですが、強い直射日光に長時間当たり過ぎると葉焼けを起こす可能性があるので、レースのカーテン越し等で育てられて下さい。
冬場は日が暮れてくると温度が下がり枯れてしまう恐れがあるので移動させて下さい。
日の光が弱い場合徒長しやすくなるので、1日の内、数時間屋外に出してあげ、日光に当てて下さい。
屋外で育てる場合も直射日光に注意し、日光が当たり過ぎるようだと、遮光ネット等で遮光してあげて下さい。
過湿に弱く、土が蒸れて根腐れの原因になる事があるので、風通しの良い場所で育てて下さい。
水やり
過湿に弱い植物なので、乾燥気味に育て、土の表面が乾いてから2~3日程経ってから水をあげるようにして下さい。
夏場は湿度が高くなるので、土の表面が乾いてから5日程経ってから水をあげて下さい。
5~9月頃は生育期になるので、水やりの際は鉢底から水が出てくるまで水を与え、受け皿の水は捨てるようにして下さい。
気温が低い時期、秋頃から土の表面が乾いてから7~10日位経ってから、水をあげます。
気温が10℃以下になると休眠するので水やりをストップし、室内で育てられ10℃以上の場合は月に1回程水やりをして下さい。
水やりの際は葉に水がかかるとカビが発生し、病気の原因になるので、葉に直接水がかからないように注意して下さい。
植え替え
成長のスピードが早く、根が鉢等の中でいっぱいになると根詰まりを起こし枯れてしまう恐れがありますので、2~3年を目安に植え替えを行うようにして下さい。
適期は5~8月になります。
植え替えを行う際は、一回り大きいサイズの鉢にネットと鉢底石を入れ、土を3分の1程入れます。
次に苗を抜き取り古い土をほぐして落としてあげ、根を広げた状態で、土を入れた鉢に置いてあげます。
鉢の隙間に土を入れ、水を沢山あげてから明るく風通しの良い日陰に置き管理して下さい。
病気・害虫
根腐れを起こしていないのに葉が枯れてくるとハダニが付いている可能性があります。
葉の裏側にポツポツと食害した後があるとハダニの可能性が高いので、見つけ次第駆除して下さい。
水に弱い性質があるので、葉を湿った布等で拭いてあげるとハダニの予防になります。
カイガラムシが付く恐れがあり、こちらも株が弱る可能性がありますので見つけ次第駆除して下さい。
ハダニ同様、湿らせた布等で葉を吹いてあげると予防になります。
外で育てられている場合、梅雨時期など湿度が高い時にナメクジが付き葉を食べてしまう恐れがあります。
見つけ次第、ナメクジ駆除剤や割りばし等で駆除して下さい。
ダンゴムシは新芽を食べる事がありますので、こちらも見つけ次第、割りばし等で駆除して下さい。
寒さや風通しの悪さ、水やりの際に葉に直接水がかかりカビが増殖して立枯病という葉が枯れて倒れてしまう病気にかかる事があります。
立枯病にかかってしまったら、早めに元気な葉をカットしてあげて、葉挿し等をして植え替えて下さい。
増やし方
株分け
適期は5~8月になります。
株分けをする前に鉢の土を乾かしておき、株の古い土を落として、子株を清潔なハサミ等でカットしてあげます。
カットした子株は半日~1日程乾燥させて下さい。
新しい鉢にネットと鉢底石を入れ、土を半分程入れます。
子株の切り口が乾いたら土の上に置いてあげ、隙間に土を入れていき、株が倒れないように支柱を立ててあげヒモ等で固定します。
明るく風通しの良い日陰で管理し、カットした子株は吸水力が弱まっているので、2週間程してから水やりを始めて下さい。
葉挿し
適期は5~8月頃になります。
切り取った元気な葉を10㎝幅程に清潔なハサミ等で垂直にカットしてあげ、日陰で数日間~1週間程、切り口を乾燥させます。
葉の下の部分を土に挿すので、ペン等で目印を付けておきます。
新しい鉢の半分程まで川砂、又は赤玉土小粒を入れて葉を挿してあげるいと新芽が出てきてくれます。
斑入りの品種等は模様が消えてしまう恐れがおるので、株分けの方がおすすめです。
コメント