オリヅルランについて
分類はキジカクシ科オリヅルラン属オリヅルランになります。
細長い葉が涼しげな印象を与え、寒さに強く、ベランダや玄関で楽しめる育てやすい人気の植物になります。
横に伸びたランナーの先に、折り鶴のような小さな子株をつけて増えていきます。
鮮やかな緑色をしたものや、まだら模様、中央にライムグリーンの線が入るもの等、様々な品種があります。
観賞方法
鉢植え等。
育て方
用土
市販の観葉植物用の培養土や、自分で配合する場合は、赤玉土小粒と腐葉土又はピートモスと川砂を5:3:2の割合で混ぜ合わせたもの等を使用します。
肥料
4~10月頃の生育期に肥料を与えてあげます。
液体肥料の場合は2~3週間に1回程、水やりの代わりに与え、固形の化成肥料の場合は2ヶ月に1回程、株元から少し離れた土の上に置いてあげて下さい。
置き場所
日光が当たる場所で良く育ってくれますが、強い直射日光は葉焼けを起こす可能性があるので避けて下さい。
真夏などは直射日光が強いので、明るい日陰で育ててあげましょう。
冬場の霜に当たると葉や根が枯れてしまうので、霜が当たらない場所か室内に移動させてあげましょう。
屋外で越冬させる場合は土の上に防寒用のバークチップ等を被せてあげ、根に霜が当たらないようにして下さい。
地上部は枯れてしまいますが、根が生きているので春頃に新芽がでてきてくれます。
水やり
4~10月頃は土が乾燥してから水をあげて下さい。
真夏は乾燥しやすいのでほぼ毎日の水やりが必要になります。
11~3月頃は土が乾燥して数日経ってから水をあげるようにします。
葉が乾燥している時は、霧吹き等で葉に水をかけてあげましょう。
植え付け
5~7月頃が適期になります。
根を傷めないように、優しく植え付けてあげましょう。
植え替え
5~9月頃が植え替えの適期なります。
成長が早い植物なので、1~2年に1回を目安に一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
まず、水やりを控えて土を乾燥させて、新しい鉢に鉢底ネット、鉢底石を敷きます。
土を鉢の3分の1程まで入れ、苗を取り出し、根に付いている土を優しく落とし、弱っているものや腐っている根をハサミ等でカットします。
鉢の中心に苗を置き、隙間に用土を入れてから、鉢底から流れ出る位水をあげて下さい。
害虫・病気
春から夏頃にアブラムシが付く事があり、植物体の栄養を吸って弱らせたり、ウイルス病の原因になる恐れがあります。
見つけ次第、殺虫剤等で駆除してあげましょう。
増やし方
種まき
花後に黒い種をつけるので、採種して用土の上に蒔き、軽く土を被せて乾燥に注意しながら管理すると芽が出てきてくれます。
水栽培でも育てる事ができます。
ランナー
横に伸びたランナーの先に、折り鶴のような小さな子株をつけます。
8枚以上の葉が付いた子株をカットしてあげて用土に植え付けて下さい。
株分け
大きく成長した株やランナーがない品種で行います。
一つの株に3芽以上付いている状態で切り分けて、鉢に植え付けて下さい。
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