キダチチョウセンアサガオについて
分類はナス科キダチチョウセンアサガオ属キダチチョウセンアサガオになります。
大きなラッパ状の花がぶら下がるように開花する熱帯花木で、香りのある品種を植えると夜に甘い花の匂いがします。
熱帯植物なので冬場は地上部が枯れてしまいますが、根は生きているので春頃に芽が出てまた成長します。
鉢植えの場合は大株にならないと花が楽しめないので、地植えがおすすめです。
すべての部分に強い毒があるので、取り扱いには十分に注意して下さい。
お手入れの際は直接触れないように、手袋等を装着して作業を行うようにし、誤食を防ぐためにそばに野菜等を植えるのも避けるようにしましょう。
観賞方法
鉢植え、お庭等。
原産地
熱帯アメリカ。
育て方
用土
肥沃な用土を好み、鉢植えの場合は市販されている園芸用の培養土等、又は自分で配合する場合は赤玉土小粒、腐葉土、堆肥を6:2:2の割合で混ぜ合わせたもの等を使用します。
地植えの場合は植え付ける際に、腐葉土や堆肥などの有機物を混ぜ合わせてあげましょう。
肥料
元気に開花させるには十分な肥料が必要になります。
春から秋の成長期に、緩効性の置き肥を規定量より少し多めに与えて下さい。
置き場所
日陰でも育てる事ができますが、日当たりの良い場所で育てると花付きが良くなります。
高温多湿の環境が苦手なので、夏場は木陰のような半日蔭で管理し、地植えの場合は日差し対策をしてあげましょう。
冬場は鉢植えにしている場合は室内に取り込んで冬越しさせます。
地植えする場合は強風で傷みやすいので、できるだけ風が当たらない場所に植え付けてあげましょう。
水やり
鉢植えの場合は冬場は乾燥気味に管理し、4月頃からは鉢の土の表面が乾燥してからたっぷりと水を与えて下さい。
夏場は朝、夕の涼しい時間帯に土が乾いていたら水をあげましょう。
地植えの場合は基本的に水やりの必要はありませんが、夏場に雨が降らず乾燥がひどい時は水をあげて下さい。
植え付け
4月~9月頃が適期になります。
16℃を下回ると成長が滞るので、寒さが残る時期は植え付けを控えましょう。
鉢植えの場合は鉢底石を敷いた上に用土を入れて苗を植え付けます。
地植えの場合は根鉢の2~3倍ほどの植穴を掘り、根鉢を軽くほぐしてから植え付けてあげましょう。
植え替え
1~2年に1回を目安に植え替えを行います。
小さな苗から育て始めた場合は、生育に応じて徐々に鉢を大きくしてあげ、最終的に10号鉢程のサイズを目安にしましょう。
害虫
ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシが付く事があり葉を食害してしまうので、見つけ次第、薬剤などで駆除してあげましょう。
増やし方
挿し木
4月から8月頃が適期になります。
枝を10~30㎝程にカットしてあげ、上部の葉は残し、下部の葉は取り除いて用土に挿して増やします。
葉が大きすぎる場合は、半分程にカットしてあげましょう。
土が乾燥しないように日陰で管理し、9月頃に発根したら植え替えてあげ、通常のものと同じように育てていきましょう。
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