フヨウについて
分類はアオイ科フヨウ属(ヒビスクス、ハイビスカス属)フヨウになります。
夏を代表する花木として親しまれているフヨウは、美しい大輪のピンクの花を咲かせる植物です。
室町時代に観賞されていた記録があり、古くから栽培されていたようです。
観賞方法
お庭、ドライフラワー等。
原産国
中国中部。
育て方
用土
腐葉土に富み保水力がある水はけが良い土が適しています。
肥料
7月~9月頃に緩効性化成肥料を基本料の3分の1程与えてあげると、花付きが良くなります。
暖地では12月~1月頃に寒肥として固定油かす等の有機質肥料を与えてあげましょう。
置き場所
日が当たらない場所だと花が咲きにくいので、日当たりが良く、冬の冷たい風の通り道ではない場所に植え付けてあげましょう。。
半耐寒性なので、暖地の冬場は寒風が当たらない場所に植え付けてあげ、茎の上部が枯れこむ地域では、土から15~20㎝程の高さまでカットし、マルチング等で防寒してあげましょう。
水やり
特に水やりの必要はありませんが、夏場に雨が降らず乾燥がひどい時は水をあげて下さい。
植え付け・植え替え
3月~5月頃が適期になります。
根鉢より一回り大きな植穴を掘り、腐葉土や完熟堆肥等を穴の底に施してから、株を置いてあげ、根鉢の周りに水を与えます。
土を隙間に入れ、棒などでつつき根と土をなじませてあげましょう。
植え付け後の株が安定しない場合は、支柱等で支えてあげて下さい。
剪定
冬の落葉期に混み過ぎた枝は基部からカットしてあげ、株の中にも日が当たるようにすると株全体に花を咲かせることができます。
害虫・病気
春から秋まで葉を食べるハマキムシや、幹に入り込むカミキリムシの幼虫が発生する事があります。
見つけ次第駆除するようにしましょう。
病気は特に心配はありません。
増やし方
挿し木
3月~6月頃か9月~10月頃が適期になり、枝を15㎝程にカットしてあげ、先端の葉を4~6枚程残して、赤玉土小粒や挿し木用土にさしてあげ、水をたっぷりとあげます。
風が当たらない日陰で、乾燥に気を付けて管理すると約1ヶ月程で発根してくれます。
種まき
種を一晩水に浸け、薄い傷を付けておきます。
育苗箱等の底の浅い容器にピートモスと赤玉土小粒を混ぜた用土を入れ、浅い溝を作ってあげて種が重ならないように蒔きます。
軽く土を被せ、土が乾燥しないように水やりをしながら半日蔭で管理し、発芽したら間引いてあげます。
本葉が4~5枚程になったら育苗ポット等に植え替え、樹高が10~20㎝程になったら、鉢や地面に植え替えてあげましょう。
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