ヒノキゴケについて
分類はマゴケ亜綱ヒノキゴケ目ヒノキゴケ科ヒノキゴケ属ヒノキゴケになります。
学名はPyrrohobryum dozyanuで、ギリシャ語で炎の苔という意味を持つそうです。
別名をイタチのシッポともいい、苔植物の中でも大型で、フサフサした見た目、丸みのある優美なフォルムと柔らかな手触りで人気がある苔になります。
根腐れを起こしにくい種類で、スギゴケよりも育てやすく、苔栽培初心者にも育てやすい種類になります。
葉について
5㎝~10㎝程の茎に、密集した葉をつけ、動物のシッポのようなフサフサの柔らかい葉をつけ成長します。
分布
北海道以外の全国に分布。
世界では東アジア、インドネシア等。
観賞方法
庭に植え付けて苔庭を楽しんだり、苔テラリウム、盆栽にも利用される苔になります。
自生地情報
直射日光があまり当たらない、湿った腐葉土が豊富な谷沿い、沢沿いの斜面等にこんもりとした小さめの群落を点々とつくり自生しています。
自生地の光量は2500㏓程。(緑が綺麗な状態で生育している場所を計測)
育て方
日当たりが良い場所は苦手なので、半日蔭か日陰で育てられて下さい。
用土
苔植物のほとんどは空気中の水分と光合成で成長する為、肥料は特に必要ありません。
油かす等の有機肥料を与えると枯れてしまう恐れがありますので、避けて下さい。
柔らかく水はけが適度にある土にするため、腐葉土と砂を混ぜたものや、培養土や樹皮培養土に砂を混ぜたものを使います。
温度
苔を育てる温度は30℃くらいまでは問題ないと考えられていますが、夏場等は30℃を超えますので、置き場所を調整し、育てられる事をお勧めいたします。
苔テラリウム等、容器で育てられる場合は直射日光が当たらない場所で管理する事で、容器内の気温上昇を抑える事が出来ます。
置き場所
屋内の場合
レース越しの窓際等、直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。( 夏場の暑い時期は、容器内が高温になり蒸れてしまうので、玄関、トイレ等の涼しい場所に移動させて下さい。 )
空気が綺麗な場所を好みますので、空気の状態が綺麗でない場所で管理されると、葉が茶色に変色する恐れがありますので、空気が汚染されにくい風通しが良い場所で育てられて下さい。
屋外の場合
木漏れ日が入る程の木の下等、直射日光が当たらない、風通しが良い場所で育てられて下さい。
水やり
乾燥に弱い苔ですので、葉が乾燥する前にこまめに水をあげて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
葉水
土が乾燥しない様に水やりをしているのに葉が茶色になってしまう場合があります。
ヒノキゴケは空気中の水分を吸収しますので、空気中の水分が足りていない場合、乾燥しやすい葉先から茶色になります。
対処法としては霧吹き等で定期的に葉水を与え乾燥を防ぐ事です。
しかし、定期的に葉水を与えるのが難しい場合は、クローズドタイプの容器で育てられると、空気中の湿度が保たれ、乾燥しにくくなります。
冬場に空気が乾燥している時は葉水をしてあげて下さい。
増やし方
葉挿し
まず茎が長めのヒノキゴケを1本ずつに分け、葉の先端部分をハサミで切り、成長点を止めます。
そして、容器内の土を湿らせ、先を切ったヒノキゴケを寝かせて置きます。
時間が経つと枝からわき芽が出てくるので、ある程度成長してから植え替えられてもよいです。
最初、環境に馴染めず茶色に変色してきた場合でも、茶色になった葉から新芽が出てきますので、定期的に水をあげて下さい。
4~6月、9~10月あたりが新芽を出しやすい時期になりますので、参考にされて下さい。
移植法
種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、根を軽く土に埋め、植え付けます。
直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。
植え替え
挿し芽用に育てた場合、10~20本程を一株とくくります。
1株分にまとめたヒノキゴケを半分ぐらい土に挿し込んで下さい。
複数株の場合は5㎝程の感覚をあけられて、葉を寝かすように倒し、葉先が出る程度の見た目まで目土をかぶせて下さい。
目土は通気性が良い土をかぶせ、表面部分が乾燥しない程に水をあげて下さい。
水やりを続け、1か月~3か月程で新芽がで、1年~3年程でコロニーに育ちます。
楽しみ方
テラリウム、盆栽、苔庭、石への活着等。
石への活着方法
茎が長めのヒノキゴケを1本ずつに分けてあげます。
次に茎の葉が生え始めているぐらいの部分をカットしてあげます。
カットした茎を糸等で石に固定してあげます。
後は腰水や蓋付きの容器で育てます。
ヒノキゴケ育成日記
ヒノキゴケをテラリウムや葉挿し、移植法、蒔きゴケ、石へ活着させてあげて育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
2021/10/1~
育成環境:温度25℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/10/1~10/14
2週間程経ち、日中に30℃を超え、31℃~32℃の日が2日程続く日があり、心配していたのですが、葉先の色も変わらず綺麗な緑を維持してくれています。
育成環境:温度24℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/10/14~11/7
葉先が茶色に変わってきています。
標高の高い山に自生しているので、気温30℃越えの日が響いたのかもしれません。
茶色の部分が茎の方まで達したら、トリミングをしてあげようと思います。
育成環境:温度19℃~23℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/11/7~12/1
葉先がだいぶ茶色になってきたので、トリミングしてあげようと思います。
だいぶスッキリとしました。
自然のものも古い葉は茶色になり、新芽がでてきますので、このまま楽しんでいこうと思います。
育成環境:温度10℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/12/1~2022/1/27
2ヶ月程経ち新芽が伸びてきてくれています。
これからどのようにコロニーを形成するのか、非常に楽しみです。
育成環境:温度10℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/1/27~3/29
2ヶ月程経ち、新芽が大きく成長してきています。
育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/3/29~5/17
1~2ヶ月程経ち、蓋に葉があたりそうになってきたので、環境を変えるのは不安ですが、大きめの容器に移してあげようと思います。
育成環境:温度18℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
せっかくなのでレイアウトした容器に移してあげようと思います。
水やり、換気をする時間がかなりかかってしまうので、蓋にシリコン製のシールを貼り、蓋に少し隙間を開けてあげます。
ヒノキゴケを容器から取り出してあげました。
斜面に植えてあげ育てていこうと思います。
育成環境:温度26℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋に少しだけ隙間を開けてあげ育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/5/17~10/11
5ヶ月程経ち、夏の暑さにも耐え、新芽が出てきてくれています。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋にシリコン製のシールを貼り、蓋に少し隙間を開け通気性を良くした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/11~2023/3/19
5ヶ月程経ち、古い葉は茶色になり新芽が伸びてきてくれています。
ここまで1年半程ヒノキゴケを育ててきましたが、毎年このサイクルでヒノキゴケは徐々に成長していくようです。
今回育ててみて思ったことは、ヒノキゴケは湿度が保てると密閉空間でも徒長しにくく、とても育てやすい苔だという事が分かりました。
このヒノキゴケは引き続き育てていこうと思いますが、こちらのテラリウムでの育成日記はここで終了にしたいと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋にシリコン製のシールを貼り、蓋に少し隙間を開け通気性を良くした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
葉挿し
2021/10/14~
葉の先端部分をハサミで切り、成長点を止めたものを、 土を入れた容器に入れ、ヒノキゴケを寝かせて置きます。
育成環境:温度25℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/10/14~10/31
2週間程で新芽が出てきました。(緑色の丸部分)
これからの成長が非常に楽しみです。
育成環境:温度19℃~23℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/10/31~11/19
新たに2本新芽が出てきてくれました。
最初にでてきていた新芽もだいぶ大きくなっています。
育成環境:温度17℃~23℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/11/19~12/16
だいぶ大きくなってきたので、大きな容器に移してあげようと思います。
土に仮根が活着しています。
自然界でもこのように地面に活着して風等で飛ばされないようにしているのでしょうね。
大きい容器に移してあげました。
環境が変わるので不安ですが、これで蓋にあたる事なく成長できるようになりました。
育成環境:温度10℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/12/16~2022/2/27
2ヶ月程経ち、環境も合っているようで新たに新芽が出てきてくれました。
育成環境:温度10℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/2/27~6/30
4ヶ月程経ち、新芽もだいぶ成長してきたのですが、暑いせいか葉先が茶色になっているものが2本あります。
今後、温度管理に気を付けながらこのままの環境で様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度10℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/6/30~9/27
3ヶ月程経ち、特に変化はありません。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/9/27~10/31
1ヶ月程経ち、オープンタイプの水槽なので、乾燥したのか葉先が茶色になってきています。
ヒノキゴケは標高、湿度が高い山間部に自生しているので、やはり湿度が必要なようです。
湿度を保てるように、こちらの水槽から蓋付きの容器に移動させてあげようと思います。
蓋付きの容器に移動してあげました。
気温はだいぶ下がってきていますが、密閉空間なので温度管理に気を付けながら様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度18℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2日間に一回程。
2022/10/31~2023/3/19
5ヶ月程経ち、新芽も増えて成長してくれています。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2023/3/19~2024/1/18
約10ヶ月程経ち、古い葉は茶色になり新芽が出てきてくれています。
ここまで約2年程ヒノキゴケを育ててきましたが、毎年このサイクルでヒノキゴケは徐々に成長していくようです。
今回育ててみて思ったことは、ヒノキゴケはオープンタイプの環境では湿度が足りず葉が茶色になってしまうようです。
湿度が保てると光量が強くなくても密閉空間で徒長しにくく、とても育てやすい苔だという事が分かりました。
このヒノキゴケは引き続き育てていこうと思いますが、こちらのヒノキゴケの葉挿しの育成日記はここで終了にしたいと思います。
育成環境:温度9℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
移植法
種苔をある程度の小さな株に分け、根を軽く土に埋めてあげ育てます。
2021/11/7~
育成環境:温度19℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2021/11/7~2022/3/29
4ヶ月程経ち、新芽がでてきてくれています。
育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/3/29~10/3
6ヶ月程経ち、夏の暑さにも耐え、新芽が大きく成長してくれています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/3~10/31
1ヶ月程経ち、オープンタイプの水槽なので、乾燥したのか葉先が茶色になってきています。
ヒノキゴケは標高、湿度が高い山間部に自生しているので、やはり湿度が必要なようです。
湿度を保てるように、こちらの水槽から蓋付きの容器に移動させてあげようと思います。
蓋付きの容器に移動してあげました。
気温はだいぶ下がってきていますが、密閉空間なので温度管理に気を付けながら様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度18℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2日間に一回程。
2022/10/31~2023/3/19
4ヶ月程経ち、古い葉が茶色になり始めて新芽が出てきてくれています。
ここまで1年半程ヒノキゴケを育ててきましたが、毎年このサイクルでヒノキゴケは徐々に成長していくようです。
今回育ててみて思ったことは、ヒノキゴケは湿度が保てると密閉空間でも徒長しにくく、とても育てやすい苔だという事が分かりました。
このヒノキゴケは引き続き育てていこうと思いますが、こちらの移植法の育成日記はここで終了にしたいと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
蒔きゴケ
ヒノキゴケの蒔きゴケの情報が少なく、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがヒノキゴケの蒔きゴケを試してみようと思います。
11/13~
ヒノキゴケを乾燥させてから、個体が大きいので少し大きめにカットしています。
用土の上に薄く敷いてあげて育てます。
育成環境:温度18℃~19℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
11/13~2/27
3ヶ月程経ち、新芽が次々と出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2/27~3/29
1ヶ月経ち、新芽が大きくなってきています。
育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/3/29~10/31
7ヵ月程経ち、夏の暑さにも耐え、特に変化なく育ってくれているようです。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/31~2023/3/19
4ヶ月程経ち、新芽が増えて成長してくれています。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2023/3/19~2023/4/18
1ヶ月程経ち、気温が上がり水分の蒸発が高く乾燥した為か、葉先が茶色になってきています。
他のヒノキゴケもオープンタイプの環境では葉が茶色になっていたので、蓋付きの容器に移してあげようと思います。
新たに蓋付きの容器に移してあげました。
育成環境:温度15℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
2023/4/18~2024/1/18
約9ヶ月程経ち、葉のボリュームも増え、古い葉が茶色になり新芽が出てきてくれています。
ここまで約2年程ヒノキゴケを育ててきましたが、毎年このサイクルでヒノキゴケは徐々に成長していくようです。
今回育ててみて思ったことは、ヒノキゴケはオープンタイプの環境では湿度が足りず葉が茶色になってしまうようです。
湿度が保てると光量が強くなくても密閉空間で徒長しにくく、とても育てやすい苔だという事が分かりました。
このヒノキゴケは引き続き育てていこうと思いますが、こちらのヒノキゴケの蒔きゴケの育成日記はここで終了にしたいと思います。
育成環境:温度9℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
石への活着
ヒノキゴケの茎の部分を石に固定してあげて育てます。
11/17~
育成環境:温度18℃~19℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器で腰水管理。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり: 3日~1週間に一回程(葉水)。 水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
11/17~1/27
3ヶ月程経ち新芽が出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器で腰水管理。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり: 3日~1週間に一回程(葉水)。 水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
1/27~5/17
4か月程経ち、新芽に葉が出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器で腰水管理。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり: 3日~1週間に一回程(葉水)。 水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/5/17~9/27
4ヶ月程経ち、新芽が少しづつ大きくなっています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋つきの容器で腰水管理。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり: 1~2週間に一回程(葉水)。 水が減ったら足してあげます。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/9/27~2023/3/19
5ヶ月程経ち、オープンタイプの水槽に環境が合わなかったようで、新芽が枯れてしまいました。
この環境に移してから、新たに1本新芽がでてきたので、おそらくこの環境に適しているものだと思うので、このままの環境で暫く様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり: 1~2週間に一回程。
2023/3/19~2023/7/11
4ヶ月程経ち、やはりオープンタイプの環境に合わなかったのか、新芽も茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのヒノキゴケは諦めて、今後新たに蓋付きの容器で石への活着を試してみようと思います。
育成環境:温度15℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり: 1~2日間に1回程。
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