キンセンカについて
分類はキク科キンセンカ属キンセンカになります。
名前の由来は花が黄金色の盞(さかずき)のように見える事から金盞花と名付けられたそうです。
やけどの治療効果や、神経をリラックスさせる効果があるとされ、ヨーロッパではハーブとして古くから利用されていたそうです。
スキンケア商品や化粧品の成分にも用いられており、花や葉を乾燥させてハーブティーとして飲むことで、胃の炎症を抑える効果もあります。
寒さに強く育て方も簡単なことから、ガーデニング初心者にもおすすめの花です。
観賞方法
鉢植え、花壇、切花等。
原産地
地中海沿岸。
育て方
用土
市販の草花用培養土や赤玉土・腐葉土を7:3で混ぜ合わせたもの等を使用します。
肥料
鉢植え等の場合は堆肥と緩効性肥料を元肥として用土に混ぜ、月に1回程液体肥料を与えてあげます。
地植えの場合は植え付けの際に堆肥と緩効性肥料を元肥として用土に混ぜておけば追肥は特に必要ありません。
ハーブとして栽培する場合は家庭菜園用や野菜用のものを与える事をおすすめします。
置き場所
日当たりと水はけの良い場所で育てやすくほぼ手を掛けずに咲き続けてくれます。
耐寒性はかなり強い方で、ロゼット状の苗であれば-15度程まで耐えられます。
水やり
鉢植え等の場合は用土が乾いてから水をたっぷりとあげて下さい。
地植えの場合は根が張ったものであれば、自然の降雨で特に水やりの必要ありません。
種まき
9~10月頃が適期になりますが春に蒔く事もできます。
発芽の適温は20℃程になり、5~10日程で発芽してくれます。
セルフトレイやポットに蒔いてあげて、本葉が4~5枚程になったら鉢や花壇に植え付けてあげましょう。
植え付け
気温が涼しくなってきた秋頃が適期になります。
キンセンカの根は直根性といい、枝分かれせずにまっすぐに伸びています。
直根性の根は傷つけてしまうと再生が難しく上手く根付かない恐れがあるので、植え付けの際に根を傷つけないように注意して下さい。
花がら摘み
花が終わったらこまめに摘み取ってあげ、種を付けないようにすると長く綺麗に咲かせることができます。
病気・害虫
うどんこ病や炭そ病等にかかる事があるので、日当たり・風通し・水はけを良くしてあげ、苦土石灰等を施して予防するようにしましょう。
連作障害で生育不良等の症状が出る事があるので、数年ごとに植える場所を移動させて下さい。
アブラムシが付く事があるので、発見次第薬剤等で対処するようにしましょう。
増やし方
採種
種を採取したい場合は花が終わったものを残しておき、種ができるのを待ち採種します。
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