ナガサキホウオウゴケついて
分類はホウオウゴケ科ホウオウゴケ属ナガサキホウオウゴケになります。
常に水がかかる場所に自生しているので、水中育成も可能のようです。
観賞方法
苔テラリウム等。
分布
日本全土。
世界では、中国、ロシア、インドネシア、フィリピン、オセアニア。
自生地情報
渓流沿いの水がかかる湿った岩上に自生しています。
育て方
温度
苔を育てる温度は30℃くらいまでは問題ないと考えられていますが、夏場等は30℃を超えますので、置き場所を調整し、育てられる事をお勧めいたします。
苔テラリウム等、容器で育てられる場合は直射日光が当たらない場所で管理する事で、容器内の気温上昇を抑える事が出来ます。
置き場所
レース越しの窓際等、直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。( 夏場の暑い時期は、容器内が高温になり蒸れてしまうので、玄関、トイレ等の涼しい場所に移動させて下さい。 )
水やり
苔が乾燥してきたと思われたら、霧吹き等で水をあげて下さい。
葉から水分を吸収しますので、根元だけに水をあげるのではなく、株全体に水を吹きかけて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
増やし方
移植法
ある程度に分けたナガサキホウオウゴケを用土に軽く埋めてあげ育てます。
育成日記
リナガサキホウオウゴケをテラリウムや移植法、蒔きゴケ、葉挿し、石へ活着させて育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
ある程度に分けたナガサキホウオウゴケを用土に埋めてあげて育てます。
1/16~
育成環境:温度16℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
1/16~5/23
4ヶ月程経ち、特に変化もなく育ってくれているようです。
苔の種類ごとに一つ、一つに分けていると、水やり、換気にかなりの時間がかかりますので、蓋の四隅にシリコン製のシールを貼り、通気性を良くした容器に、他の苔と一緒にまとめようと思います。
容器から取り出してあげました。
仮根がだいぶ土に活着してくれています。
後は新しい容器に植え付けてあげて育てていこうと思います。
育成環境:温度10℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/5/23~10/11
5ヶ月程経ち、夏の暑さにも耐え、特に変化なく育ってくれているようです。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋の四隅にシリコン製のシールを貼り、通気性を良くした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/11~2023/3/19
5ヶ月程経ち、根元から新芽が増えて成長してくれています。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋の四隅にシリコン製のシールを貼り、通気性を良くした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
移植法
ある程度に分けたナガサキホウオウゴケを用土に埋めてあげて育てます。
1/16~
育成環境:温度16℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
1/16~5/25
4ヶ月程経ち、乾燥しすぎたのか茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのナガサキホウオウゴケは諦めて、新たにナガサキホウオウゴケの移植法を試みてみようと思います。
育成環境:温度10℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
葉挿し
ナガサキホウオウゴケの葉挿しの情報が少なないのですが、自生しているものから新芽が出ているものがあったので、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがナガサキホウオウゴケの葉挿しを試してみようと思います。
1/16~
ナガサキホウオウゴケを1本、1本に分けてあげます。
後は蓋付きの容器で湿度を保ちながら育ててみようと思います。
育成環境:温度16℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
1/16~5/25
4ヶ月程経ち、乾燥しすぎたのか茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのナガサキホウオウゴケは諦めて、新たにナガサキホウオウゴケの葉挿しを試みてみたいと思います。
育成環境:温度10℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
水中化
ナガサキホウオウの水中化の情報が少なく、上手く成長してくれるかは分かりませんがナガサキホウオウの水中化を試してみようと思います。
1/16~
ある程度に分けたナガサキホウオウを糸等で石に固定してあげます。(モビロンバンド等は伸縮性があるので固定しやすいと思います。)
後は水中に入れてあげて育ててみようと思います。
育成環境:水温15℃~17℃、光量500㏓~2000㏓程。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
二酸化炭素添加無し。
1/16~4/5
3ヶ月程経ち、葉も緑色になり環境があっているようです。
育成環境:水温17℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
二酸化炭素添加無し。
2022/4/5~12/6
8ヶ月程経ち、順調に育ってくれているようです。
育成環境:水温12℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
二酸化炭素添加無し。
蒔きゴケ
ナガサキホウオウゴケの蒔きゴケの情報が少なく、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがナガサキホウオウゴケの蒔きゴケを試してみようと思います。
1/19~
乾燥させたナガサキホウオウゴケを細かくカットします。
後は蓋付きの容器で湿度を保ちながら育ててみようと思います。
育成環境:温度16℃~18℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
1/19~6/28
5ヶ月程経ち、シダの新芽が出てきていますが、肝心のナガサキホウオウゴケの芽はでてきません。
葉が緑色を維持していますので、このままの環境で様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度10℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/6/28~10/11
3ヶ月程経ち、違う植物が増えてきていますがナガサキホウオウゴケには特に変化がありません。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/11~2023/3/19
5ヶ月程経ち、新芽が増えて成長してくれています。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した。
水やり:1~2週間に一回程。
石への活着
ナガサキホウオウゴケの石への活着方法の情報が少なく、上手く活着してくれるかは分かりませんがナガサキホウオウゴケを石へ活着させてみようと思います。
1/19~
ある程度に分けたナガサキホウオウゴケを糸等で石に固定してあげます。(モビロンバンド等は伸縮性があるので固定しやすいと思います。)
後は蓋付きの容器で湿度を保ちながら腰水で育ててみようと思います。
育成環境:温度16℃~18℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
1/19~6/28
5ヶ月程経ち、温度が上がったせいか葉の根元部分が茶色になってきています。
今後、温度管理に注意しながら様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度10℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/6/28~10/31
4ヶ月程経ち、夏の暑さのせいか、葉がだいぶ茶色になってきています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの容器にまとめてあげようと思います。
新たな容器に置いてあげました。
オープンタイプの容器なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/31~2023/3/19
4ヶ月程経ち、画像がなく申し訳ないのですが、オープンタイプで育てている蒔きゴケは新芽が出てくれているのに、石の上にのせている為、土の湿度が届かないようで、葉が茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのナガサキホウオウゴケは諦めて、今度は石の高さが低く、土の湿度が届く程の石で挑戦してみようと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
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