マリーゴールドについて
分類はキク科マンジュギク属マリーゴールドになります。
独特な香りとボリューム感があり華やかな雰囲気が魅力的な、花壇の定番になっているとても人気のある花です。
花を害する虫を寄せ付けない効果があり、草花や野菜と寄せ植えしてあげると農薬を減らしても害虫の被害が少なくなるので、コンパニオンプランツとしても人気があります。
観賞方法
寄せ植え、お庭、鉢植え等。
原産地
メキシコ、中央アメリカ(一部アフリカ)。
育て方
用土
水はけの良い土が適しており、市販の草花用の培養土が便利です。
自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜ合わせたもの等を使用します。
肥料を混ぜてから1~2週間程寝かせて使用するので、土を作る場合は栽培を始める1~2週間前に行いましょう。
肥料
肥料が多すぎると花数が減ってしまうので、元肥として緩効性肥料を与えてあげ、成長が悪い時は月に2~3回程液肥を与えてあげましょう。
夏場の暑い時期は肥料を控えめにします。
置き場所
日当たりと水はけの良い場所で育ててあげましょう。
品種により差がありますが、耐暑性・耐寒性共に高いので、軽い霜であればほとんど傷まずに咲いてくれます。
水やり
鉢植えの場合は水切れで下葉が枯れ上がりやすいので、土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげます。
地植えの場合は特に水やりの必要はありませんが、雨が降らず乾燥がひどい時等は水をあげてください。
植え付け
鉢植えの場合は苗よりも一回り大きな鉢を用意し、鉢底に軽石等を入れ、用土を鉢の3分の2程まで入れます。
ポットから苗を取り出し、根をほぐして鉢に置き、苗の周りに用土を入れてたっぷりと水をあげます。
地植えする場合は土に腐葉土や堆肥を3割程混ぜ込み、化成肥料を加えて1週間程寝かせてあげます。
水が溜まらないように、株を植える部分の土の高さを少し上げてあげ、株間を20~30㎝程あけて植え付けてあげましょう。
剪定
8月頃の花が咲いた後に、花を摘んであげ、茎を半分までカットしてあげる事で、秋にも花を楽しむ事ができます。
花がら摘み
葉ながらを摘む事で、見栄えが良くなり、病気の予防になります。
また、枯れた花をそのままにしておくと、種ができて次の花に栄養がいかなくなるので、気づいたらこまめにカットしてあげましょう。
病気・害虫
アブラムシ・ハダニ・ヨトウムシ等が付く事があるので、見つけ次第、市販の殺虫剤等で駆除してあげましょう。
水やりの際に葉の上側だけではなく、下側にも水をかけると害虫を予防する効果があります。
葉や茎にカビが発生する灰色かび病になる事があるので、湿気が溜まらないように風通しを良くして予防してあげましょう。
病原菌が土や空気を介して感染し、葉が黄色くなり枯れてしまう立ち枯れ病にもかかる事があるので、殺菌剤を散布して予防してあげましょう。
増やし方
種まき
花が終わった後の種を採種しておき、乾燥させて冷暗所で保管しておきます。
20~25℃程で発芽してくれるので、3~5月頃が種まきの適期になります。
種を蒔き1週間程で発芽するので、ある程度育ってから植え替えてあげましょう。
挿し木
花のついていない茎を5~7㎝程にカットし、葉を取り除き、切り口を3時間程水に浸けてあげます。
その後、ポット等に植え付けてあげ日陰で水切れに注意しながら管理します。
2週間程経ち、根付いてきたら日当たりの良い場所に移してあげ、本場が2~4枚出てきた頃に鉢や庭に植え替えてあげましょう。
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