ツルニチソウについて
分類はキョウチクトウ科ツルニチソウ属(ビンカ属)ツルニチソウになります。
茎が地表を這い節から根を下ろして広がるので、グランドカバーや吊り鉢の縁から垂らしたり、長いつるを生かして多くの観賞方法でたのしまれています。
観賞方法
鉢植え、グランドカバー、吊り鉢等。
原産国
南ヨーロッパ、アジア。
育て方
用土
水はけと通気性が良い土が適しています。
市販の草花用培養土や赤玉土小粒・腐葉土・砂を5:4:1の割合で混ぜ合わせたものを使用します。
肥料
植え付けの際に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込み、その後は特に追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は肥料が切れる事があるので、花後に緩効性化成肥料や有機質肥料を与えてあげましょう。
植え付け・植え替え
3月下旬~5月上旬頃か9月下旬~10月下旬が適期になります。
地植えの場合はあらかじめ土に腐葉土を混ぜ合わせておき、緩効性の肥料を混ぜ合わせます。
株間を30㎝程とって植え付けてあげ、株元の節を土に埋めるように深植えにしてあげましょう。
鉢植えの場合は用土に緩効性の肥料を混ぜ合わせて植え付けてあげます。
成長してくると根詰まりを起こす事があります。
下の葉が黄色くなってきたら根詰まりを起こしている可能性があるので、一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
置き場所
日当たりから半日蔭で良く育ちますが、花付きを良くする為には日当たりの方が適しています。
乾燥には強いのですが、多湿な環境を嫌うので水はけの良い場所で育てましょう。
冬場は寒さで葉が傷みやすいので葉を長く観賞したい時は簡単な防寒対策を施してあげましょう。
水やり
鉢植えの場合用土が乾いてから鉢の底から水が流れるくらいたっぷりと水をあげましょう。
受け皿に水が溜まったままにしておくと過湿で株が弱る可能性があるので、水は捨ててあげるようにしましょう。
冬場は表面の土が乾燥してから2~3日程経ってから水をあげるようにします。
庭植えの場合は根が張った後は特に水やりは必要ありませんが、夏場に長く雨が降らず乾燥し過ぎている時は水をあげましょう。
切り戻し
成長が早いのであまり広げたくないのであれば、定期的にツルを切り戻してあげましょう。
増やし方
株分け
親株を分ける方法と、節から根が出ているツルをカットしてあげて用土に挿して育てる方法があります。
真夏と真冬は避けて行って下さい。
挿し芽
5月~6月が適期になります。
ツルが硬くなった部分の先端を2~3節程にカットしてあげて挿し穂用の用土に植え付けてあげます。
明るい日陰で管理し、水切れを起こさないように注意しましょう。
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