ユンナネンシスについて
分類はベンケイソウ科シノクラッスラ属ユンナネンシスになります。
葉は白い線毛に覆われており、紫がかった黒っぽい葉が特徴的な多肉植物になります。
岩の割れ目等の雨水の通り道になるような場所に自生し、秋から初冬頃にロゼッタの中心部から花首を伸ばし白っぽい花をさかせますが、1度花が付くとその個体は枯れてしまいます。
観賞方法
鉢植え等。
自生地
中国、インド、ミャンマー。
育て方
用土
市販の多肉植物の土等を使用しますが、水はけがよすぎたり粒が大きすぎる場合は小粒の赤玉土や鹿沼土等を混ぜ込んで使用します。
肥料
植え付けや植え替えの際に緩効性肥料を混ぜ込み、生育期には液肥を与えてあげると生育が良くなります。
肥料の与えすぎは徒長したり、葉の色が薄くなったりする原因になるので注意して下さい。
置き場所
高山性の植物なので耐寒性は高いのですが、高温多湿を嫌います。
1年間を通して雨が当たらない風通しの良い場所に置く事が理想なのですが、冬場は雪や霜に当たると枯れてしまう恐れがあるので明るい室内に移動させてあげ、時間がある時は日の当たる場所で日光浴をさせてあげましょう。
直射日光が強すぎると葉焼けを起こす可能性があるので、春と秋は半日蔭から日当たりの良い場所で、夏場は半日蔭で風通しが良い場所や遮光ネット(50~70%遮光)等をかけてあげてなるべく涼しい場所で育てて下さい。
水やり
土が乾いてからたっぷりと水をあげます。
夏と冬の休眠期は水やりの回数・量を共に少なくして断水気味に管理して下さい。
暑い時期は涼しくなる夕方に水を与え、寒い時期は暖かくなる朝~昼に水をあげる事である程度の蒸れや凍結を抑える事ができます。
植え替え
植え付けて時間が経つと根が鉢の中でいっぱいになり、株の成長を阻害してしまいます。
植え替えの適期は3~5月頃になり、1年に1回程度行います。
植え替えの4~5日前は水やりを控えて土をほぐしやすくして、株を鉢から抜き出してあげ枯れた葉や茶色になった傷んだ根を清潔なハサミ等でカットしてあげます。
根が多すぎる場合は根を3分の1程カットし、緩効性肥料を少量混ぜた新しい用土に植え付けてあげ、1週間程水やりをせず乾燥気味に管理します。
1週間程経ったら通常の半分量程の水をあげ、明るい日陰で管理し、徐々に通常の管理に戻していきます。
増やし方
挿し木
3~5月頃と10月頃が適期になります。
株が成長すると子株が株元から出てくるので、清潔なハサミ等でカットしてあげて切り口を数日間乾燥させます。
乾かした子株を乾いた用土に植え付けてあげ、1週間程水やりはせずに明るい日陰で管理してあげましょう。
株分け
成長した株元から子株が出てくるので、子株を根ごと親株から離してあげます。
株分けの場合は根が付いているので、用土に植え付けてあげた後に直ぐに水やりして大丈夫です。
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