ツユクサについて
分類はツユクサ科ツユクサ属ツユクサになります。
東アジアの温帯に広く分布する一年草で6月~9月頃に小さな可愛らしい青い花を付け、和歌でも詠まれており、古くから親しまれている植物になります。
名前の由来は諸説ありますが、朝露を浴びながら咲く様子や、朝咲いて昼前にしぼむ朝露のように儚い様子、露を保つ草等と言われています。
観賞方法
鉢植え、お庭等。
原産地
東アジアの温帯。
育て方
用土
土質は特に選びませんが、水はけ、水持ちの良い土を好みます。
鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜ合わせたものや市販の山野草培養土等を使用します。
肥料
特に肥料は必要ありませんが、開花期に液肥を少量与える事で花色が良くなります。
置き場所
日当たりが良く、湿り気のある場所で育てて下さい。
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげて下さい。
地植えの場合は特に水やりは必要ありませんが、夏場に長く雨が降らず乾燥がひどい時等は水をあげて下さい。
植え付け
4~6月頃が植え付けの適期になります。
鉢植えの場合は通気性の良い素焼き鉢等を使用して、株より一回り大きな鉢に植え付けてあげましょう。
地植えの場合は日当たりが良く湿り気のある場所に植え付けて下さい。
水はけが悪い時等は腐葉土や堆肥を3~4割程混ぜ込み調整してあげましょう。
生命力が強く繁殖力が旺盛なので、あまり増やしたくない方は植え場所に気を付けて下さい。
種まき
冬の寒さに当てた方が発芽しやすいので、花後に採種した種をとりまきにするか、冷蔵庫等で保管して春頃に蒔いてあげましょう。
浅い鉢か地面に蒔いてあげて土を被せないようにします。
発芽するまでは水切れに注意しながら管理し、発芽してからは通常通りの管理で育ててあげます。
病気
モザイク病という葉の濃淡がモザイク模様になり、葉が委縮してしまう病気にかかる事があります。
モザイク病を媒介する虫はアミノ酸を好みますので、肥料の過剰投入や窒素成分を与えすぎないように注意しましょう。
もし発生してしまった場合は薬では直すことができないので、発生部位を除去してあげましょう。
増やし方
挿し木
4月上旬~6月頃が適期になります。
茎を4節分程カットしてあげて下の節が水に浸かるように水挿しにしてあげます。
水を毎日取り替えながら、ある程度根が生え揃ってきたら土に植え付けてあげて、根付くまでは明るい日陰で管理しましょう。
採種
冬の寒さに当てた方が発芽しやすいので、花後に採種してとりまきにするか、冷蔵庫等で保管して春頃に蒔いてあげます。
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