【モミジ】育て方・増やし方の方法

モミジの画像です。 庭木

モミジについて

モミジの画像です。

分類はカエデ科(ムクロジ科)カエデ属モミジになります。

モミジの語源は秋になり、草木が色づく様子を意味するもみずという言葉が語源になったと言われています。

お庭に植えられているモミジの定番はイロハモミジになり、ヤマモミジやオオモミジも人気の庭木になります。

盆栽や鉢植えのように小さく楽しむ園芸品種も多くあり、あまり手がかからない育てやすい植物です。

 

葉について

葉の切れ込みが深く、葉先が5つ以上に分かれているものをモミジ、切れ込みが浅く葉先が3つから4つのものがカエデと呼ばれています。

 

観賞方法

鉢植え、盆栽、お庭等。

 

分布

日本、中国、ヨーロッパ、北アメリカ等、北半球の温帯地帯。

 

 

 

 

育て方

モミジの葉の画像です。

 

用土

園芸用の土や小粒の赤玉土等を使用します。

 

肥料

鉢植えの場合は落葉した後の2月頃に固形の緩効性肥料を与えて下さい。

地植えの場合はモミジを囲むように溝を作ってあげ、その溝に油かすや堆肥を埋めてあげましょう。

 

置き場所

日あたり、風通しが良い場所を好みます。

鉢植えの場合は夏場等の乾燥する季節は直射日光が当たらないように注意して下さい。

地植えの場合は時間によって日陰ができたり、他の木との間に植えてあげて日陰ができる時間を確保してあげましょう。

 

水やり

鉢植えの場合は土が乾燥しだした時に水をあげます。

1~2日に1回が基本ですが、夏場等の乾燥する季節は朝と夕方の1日2回に回数を増やしてあげましょう。

地植えの場合は特に水やりの必要はありませんが、長く雨が降らず乾燥がひどい時は朝か夕方に水をあげて下さい。

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植え付け

12~3月頃が適期になります。

地植えの場合は植える場所に堆肥や腐葉土等を混ぜ込んでおき、水はけがよくなるように苗を中心に置き、少し高くして植え付けてあげます。

根付くまでは水やりが必要ですが、根を張ると水やりの必要はありません。

鉢植えの場合は用意した鉢に鉢底ネット、軽石等を敷いて用土を入れ、苗を中心に置き、隙間に用土を入れて水をあげて下さい。

地植え、鉢植え共に葉がしっかりと落ちた状態で植え付けてあげましょう。

 

植え替え

地植えの場合は特に植え替えの必要はありません。

鉢植えの場合は1~2月頃が適期になり、2~3年を目安に植え替えてあげましょう。

葉がしっかりと落ちてから一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

 

剪定

11月頃から2月頃が適期になります。

樹形が乱れていない場合は剪定しなくても大丈夫ですが、その場合は5~8月頃に風通しを良くするために伸びた枝を剪定する事で病害虫の予防につながります。

切断等の変化にとても弱い庭木なので、切断面に樹液が滲み出てきた時は癒合剤を塗布してあげると水分の蒸発を防ぎ、雑菌の侵入を防ぐ事ができます。

癒合剤がない場合は木工ボンドを代理で使用する事もできます。

樹高を整えたい場合は、不要な枝をなるべく元から剪定し、重なっている枝や不格好に伸びた(徒長枝)、内向きに生えている新芽、枝をカットします。

光合成ができないと木が弱ってしまう恐れがあるので、葉はある程度残してあげましょう。

大きなモミジを小さくしたい場合は太枝をカットする切り戻し剪定を行います。

枝の分岐点のギリギリの所を剪定バサミやノコギリでカットしてあげ、切り口が2㎝以上になった場合は癒合剤を塗布してあげましょう。

樹勢が落ちてきた時やモコモコした樹形になってきたら透かし剪定を行います。

全体的に枝を減らして風通しを良くし、幹に日を当てる事が目的です。

不要な枝は元からカットしてあげます。

切残しがあるとその部分がコブになってしまうので注意が必要です。

切り口を地面と水平にしてあげる事で病害虫の被害を受けにくくなります。

先端を抑える際は木バサミや軍手を装着して枝や新芽をもぎ取るように剪定してあげましょう。

 

害虫・病気

アブラムシやカイガラムシ、テッポウムシ(ゴマダラカミキリムシ)等が付く事があります。

テッポウムシは幹を食害するので枯れてしまう原因になる事があります。

見つけ次第、殺虫剤等で駆除してあげましょう。

梅雨の時期は葉が白くなるうどんこ病や、黒いすすが付いたようになるすす病が発生する事があります。

日当たり、風通しが良い場所で育てる事で予防する事ができます。

 

 

 

 

増やし方

モミジの画像です。

 

挿し木

6~7月頃が適期になり、梅雨入り前がおすすめです。

新枝を10㎝程の長さで切り口を斜めにカットします。

先端の葉を2~3枚程残して、残した葉を1/2~1/3程にカットしてあげ、枝の切り口を30~120分程水に浸けます。

切り口にルートン(発根促進剤)を塗布してあげ、赤玉土や市販の培養土を半分程入れた鉢に挿し穂してあげます。

回りの用土を軽く押さえてあげ固定し、たっぷりと水をあげてから、風通しが良く、明るい日陰で乾燥しないように毎日霧吹きや底面給水で水やりをします。

発根には1~2ヶ月程かかりますが、葉が萎れたり、幹が傷んでいたら失敗のサインになります。

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