カタヒバについて
分類はヒカゲノカズラ門イワヒバ科イワヒバ属カタヒバになります。
岩や樹の幹に着生し、地上茎は平面上に広がります。
イワヒバに似ていますが、枝が片方にだけ伸びることからカタヒバと名付けられています。
半日陰のお庭等でも育ってくれる丈夫な種類です。
観賞方法
盆栽、苔玉等。
分布
本州宮城県以南から琉球、朝鮮南部、中国、台湾、熱帯アジア。
自生地情報
岩や樹の幹に着生し、自生しています。
育て方
用土は赤玉土、山砂(桐生砂、富士砂、軽石砂等)の混合用土等、ケト土で石付け等。
置き場所
ある程度の乾燥にも強いのですが、日光が当たり乾燥しすぎると枯れてしまいますので、直射日光が当たらない半日蔭で育てられて下さい。
強風等、風が強すぎる場所は、乾燥したり、倒れてしまう可能性がありますので、避けられて下さい。
水やり
葉が丸まったような姿になると乾燥していますので、霧吹き等で水をあげて下さい。
葉から水分を吸収しますので、根元だけに水をあげるのではなく、株全体に水を吹きかけて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
楽しみ方
盆栽、苔玉等。
育成日記
カタヒバをテラリウム、ポットに植えたものを育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
11/15~
育成環境:温度19℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
11/15~3/29
3ヶ月程経ち、新芽がでてきてくれています。
育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
3/29~9/20
6ヶ月程経ち、葉の古いものが茶色になってきています。
夏場の温度にも耐えてくれましたが、新芽が徒長気味になっています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、一つの水槽に他の植物と一緒にまとめてあげて、育てていこうと思います。
こちらのオープンタイプの水槽で育てていこうと思います。
容器から取り出してあげました。
根がだいぶ成長してくれています。
水はけが良い場所に自生しているので、少し斜面の水が溜まりにくい場所に植え付けてあげました。
育成環境:温度20℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
ポットに植えたもの
1株、1株に分けたカタヒバをポットに植えてあげ育てます。
5/24~
葉が少し乾燥しすぎて心配ですが、育ててみようと思います。
育成環境:気温19℃~30℃。
用土:市販の基本の土を使用。
置き場所:日当たりのあるベランダ。
水やり:1~2週間に1回程。
2022/5/24~10/31
5ヶ月程経ち、画像がなく申し訳ないのですが、夏の暑さのせいで乾燥し過ぎたのか、葉が茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのカタヒバは諦めて、今度は水やりをこまめにして、水切れに注意しながら育ててみようと思います。
育成環境:気温11℃~34℃。
用土:市販の基本の土を使用。
置き場所:日当たりのあるベランダ。
水やり:1~2週間に1回程。
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