フタバネゼニゴケについて
分類はゼニゴケ亜綱ゼニゴケ科ゼニゴケ属フタバネゼニゴケになります。
テラリウムの環境で育てやすい種類になり、光沢のある白みがかった緑色をしており、葉状体の縁と裏面は赤紫色を帯びます。
分布
本州~琉球、小笠原。
世界では東アジア。
観賞方法
苔テラリウム等。
自生地情報
やや乾燥気味の岩の斜面等に自生。
育て方
温度
苔を育てる温度は30℃くらいまでは問題ないと考えられていますが、夏場等は30℃を超えるますので、置き場所を調整し、育てられる事をお勧めいたします。
苔テラリウム等、容器で育てられる場合は直射日光が当たらない場所で管理する事で、容器内の気温上昇を抑える事が出来ます。
置き場所
レース越しの窓際等、直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。( 夏場の暑い時期は、容器内が高温になり蒸れてしまうので、玄関、トイレ等の涼しい場所に移動させて下さい。 )
水やり
乾燥に弱いので常に湿度がある状態を保って下さい。
土に水が溜まる程度に与えてあげて大丈夫です。
ゼニゴケの仲間では徒長しにくい種類になりますが、通気性が悪いとやはり徒長しやすいので、換気を長めにして下さい。
増やし方
移植法
種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、根を軽く土に埋め、植え付けます。
直射日光が当たらない、涼しい場所で水を切らさないように育てられて下さい。
乾燥に弱いので、水を切らさないように注意されて下さい。(用土に水が少し溜まるくらいに水をあげても大丈夫です。)
育成日記
フタバネゼニゴケをテラリウムや葉挿し、石へ活着させて育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
11/21~
育成環境:温度19℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋がなく、通気性を確保しつつ湿度を保てるように、開口部が狭くなっている容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:葉の下辺りまで水が溜まるぐらいに水を入れ、水切れを起こさないように育てます。
11/21~1/15
葉が茶色になる事もなく順調に育ってくれているようです。
育成環境:温度10℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋がなく、通気性を確保しつつ湿度を保てるように、開口部が狭くなっている容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:葉の下辺りまで水が溜まるぐらいに水を入れ、水切れを起こさないように育てます。
1/15~5/23
4ヶ月程経ち、乾燥しすぎたのか半分程が茶色になり、枯れてしまいました。
残念ですが、こちらのフタバネゼニゴケは諦めて、新たにフタバネゼニゴケの移植法を試みてみようと思います。
育成環境:温度10℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋がなく、通気性を確保しつつ湿度を保てるように、開口部が狭くなっている容器を使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:葉の下辺りまで水が溜まるぐらいに水を入れ、水切れを起こさないように育てます。
2022/12/7~
新たにフタバネゼニゴケを植え付けてあげました。
今度は水が流れるようにした容器に植え付けて、水切れに注意し、夏場は凍り水をながして温度管理してみようと思います。
育成環境:温度14℃~16℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプで水が流れるようにした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:葉の下辺りまで水が溜まるぐらいに水を入れ、水切れを起こさないように育てます。
石への活着
フタバネゼニゴケの石への活着の情報が少なく、上手く活着してくれるかは分かりませんがフタバネゼニゴケを石へ活着させてみようと思います。
11/21~
ある程度に分けたフタバネゼニゴケを糸等で石に固定してあげます。
後は腰水で管理しようと思います。
育成環境:温度19℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を外しオープンにして、腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
11/21~1/11
湿度が足りなかったようで、乾燥して状態がよくありません。
水分が切れない様にもう少し薄い石で再チャレンジしてみようと思います。
育成環境:温度10℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を外しオープンにして、腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
1/11~
腰水の水が少し上がってくる程の薄さの石に、モビロンバンドで固定してあげました。
後は腰水で育てていこうと思います。
育成環境:温度16℃~18℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を外しオープンにして、腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
1/11~1/27
2週間程経ち新芽が生えてきてくれています。
育成環境:温度12℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を外しオープンにして、腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
1/27~5/25
4ヶ月程経ち、暑くなり水の減るスピードが速く、水切れをおこしてしまい茶色になってしまいました。
残念ながらこちらのフタバネゼニゴケは諦めて、新たにフタバネゼニゴケの石へ活着を試みてみようと思います。
育成環境:温度10℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を外しオープンにして、腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
葉挿し
フタバネゼニゴケの葉挿しの情報が少なく、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがフタバネゼニゴケの葉挿しを試してみようと思います。
1/11~
フタバネゼニゴケを1つ、1つに分けてあげます。
後は水切れを起こさないように、水が少し土に溜まるくらいにあげて育てようと思います。
育成環境:温度16℃~18℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けて通気性を良くして、水切れを起こさないように水が少し土に溜まるくらいにあげて育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:葉の下辺りまで水が溜まるぐらいに水を入れ、水切れを起こさないように育てます。
1/11~4/4
3ヶ月程経ち、容器が浅すぎて湿度が保てなかったのか、黒くなり枯れてきています。
残念ですがこちらの葉挿しは諦めて、新たに容器を変えて葉挿しで育ててみようと思います。
新たに深めの容器で葉挿しに挑戦しようと思います。
育成環境:温度18℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けて通気性を良くして、水切れを起こさないように水が少し土に溜まるくらいにあげて育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:葉の下辺りまで水が溜まるぐらいに水を入れ、水切れを起こさないように育てます。
4/4~6/28
画像がなく申し訳ないのですが、暑くなり水が減るスピードが速くなってしまい、水切れをおこし茶色になってしまいました。
残念ですがこちらのフタバネゼニゴケは諦めて、新たにフタバネゼニゴケの葉挿しに挑戦してみようと思います。
育成環境:温度18℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋を開けて通気性を良くして、水切れを起こさないように水が少し土に溜まるくらいにあげて育てます。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:葉の下辺りまで水が溜まるぐらいに水を入れ、水切れを起こさないように育てます。
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