ボタンクサギについて
分類はクマツヅラ科クサギ属ボタンクサギになります。
名前の由来は枝葉から独特の香りを出す事から名付けられたそうです。
日本では暖地に多く野生化しており梅雨~夏頃に開花期を迎えます。
草丈は1~1.5m程になり他の樹と比べ比較的に低く、花木として育てやすい植物になります。
花が綺麗なので、庭木や鉢植えとして使用されます。
観賞方法
鉢植え、お庭等。
原産国
中国南部。
育て方
用土
保水性と水はけが良い土が適しています。
赤玉土と腐葉土を7:3で配合したものや、市販の草花用培養土等を使用します。
肥料
植え付けの際に有機質の緩効性化成肥料を与えてあげましょう。
4~5月と9~10月に置き肥をし、夏場は葉色が薄くなったりした時に追肥を与えてあげましょう。
置き場所
湿気のある環境を好みます。
午前中は日が当たり、午後は半日蔭になるような場所に置いてあげましょう。
1日を通して株元へ日光が当たらないように環境を整えてあげる事も大切です。
耐寒温度が-5℃程になり、関東地方より西の地方の場合は地植えでも越冬できますが、それより東の地方では鉢植えなどにして冬は屋内等に移動させてあげましょう。
水やり
表土が乾いたらたっぷりと水をあげます。
鉢植えの場合は鉢底から水があふれ出る位水をあげて下さい。
地植えの場合は根付いてからは特に水やりは必要ありませんが、夏場等に雨が長く降らず乾燥がひどい時は水をあげて下さい。
植え付け
3~4月頃が植え付けの適期になります。
鉢植えの場合は株より一回り大きな鉢に鉢底ネットを敷き鉢底石を入れます。
容器の3分の1~3分の2程まで用土を入れ、株を鉢の中心に置いてあげます。
株の周りに土を入れてあげて、根付くまでは土が乾燥しないように注意しましょう。
地植えの場合は植え付けの1~2週間程前に元肥となる緩効性化成肥料を土に混ぜ合わせて耕しておき植え付けてあげましょう。
植え替え
根詰まりを起こしているようなら植え替えを行います。
根鉢の土を軽く落としてあげて、一回り大きな鉢に新しい用土を入れて植え替えてあげましょう。
剪定
11~12月頃が適期になります。
不要な枝や、枯れ枝、密集している枝をカットしてあげましょう。
増やし方
株分け
適期は3月中旬~下旬頃になります。
株が成長してこれ以上大きくなりそうにない時に、2~3等分に株分けしてあげて植え付けてあげましょう。
挿し木
6月下旬~7月頃が適期になります。
大きな葉は2分の1~3分の1程残してカットしてあげ、枝を10~15㎝程に清潔なハサミ等でカットしてあげます。
赤玉土等に挿してあげ、明るい日陰で管理をし、根付くまでは水切れに注意しましょう。
種まき
こぼれ種から自然に発芽してくれます。
育つと根が張ってしまうので、増やしたくない場合は花が終わった後に花序を早めにカットしてあげて種が出来ないようにしましょう。
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