ツキトジについて
分類はベンケイソウ科カランコエ属ツキトジになります。
葉・茎の部分が細かなうぶ毛で覆われて白っぽく見え、うさぎの耳に似ている葉が特徴的な人気の多肉植物になります。
葉の縁に入るラインや葉の色が異なるもの、斑入りのものなど様々な品種があります。
観賞方法
鉢植え等。
原産地
マダカスカル。
育て方
用土
市販の多肉植物の土か赤玉土小粒・ピートモスを7:3で混ぜ合わせたものに緩効性化成肥料を加えて使用します。
肥料
春と秋は生育期になるので、1ヶ月に1度程、液体肥料を与えて下さい。
夏と冬は休眠期になるので、肥料は与えないで下さい。
置き場所
徒長の原因になるので、日当たりの良い場所で育てて下さい。
夏場は直射日光が強すぎると葉焼けを起こす可能性があるので半日蔭等に移動させて下さい。
冬場は0℃~5℃までの気温に耐えてくれるのですが、霜に当たると葉が傷んでしまうので、室内の明るい場所に移動しましょう。
水やり
春と秋は生育期になるので、土が乾いてから鉢底から水が出てくる位水をあげて下さい。
夏場は土が乾いてから、土の表面が濡れる位に水をあげ、日中の温度の高い時間帯を避けて、夕方の涼しい時間帯に水をあげて下さい。
冬場は休眠期になりますので、水やりの頻度を減らし半月~1ヶ月に1回、土の表面が濡れる位に水をあげて下さい。
植え替え・植え付け
気温が暖かくなる春と秋、梅雨に入る頃の初夏が適期になります。
一回り大きい鉢を用意し、鉢底ネットと鉢底石を敷き、3分の1程用土をいれてあげます。
鉢から苗を抜き出してあげ、土が付いている根の部分を少しほぐしてあげ、傷んだり腐っている根を清潔なハサミ等でカットしてあげます。
用土を入れた新しい鉢の中心に苗を置き、鉢の縁の2~3㎝程下の部分まで用土を入れ、割りばし等で土の表面をつつき、根と土を馴染ませて下さい。
剪定
上に成長していくので、好きな長さでカットしてあげバランスを整えてあげます。
カットしたものは挿し芽にする事もできます。
病気・害虫
風通しの悪い場所だとカビ類に浸食されて、根腐れを起こすことがあります。
水のやりすぎも同様で、湿度が高い状態が続くと根腐れの原因になるので、水やり・置き場所は注意して下さい。
品種により、黒斑が出る事があります。
黒斑が出た場合はその部分を取り除き、水やりを控えめにして、風通しの良い場所に移動させて下さい。
カイガラムシやワタムシ、アブラムシ等が付く事があるので、浸透移行性の殺虫剤で予防・駆除するようにしましょう。
季節の変わり目に殺虫剤を撒くと効果的です。
増やし方
葉挿し
気温が暖かくなる春と秋、梅雨に入る頃の初夏が適期になります。
元気な葉を横に優しくスライドさせながら付け根から取ってあげ、用土に付け根部分が触れるように置いてあげます。
風通しの良い明るい日陰で管理すると1ヶ月程で芽が出てくるので、芽・根が出たのを確認したら植え替えてあげます。
茎挿し
気温が暖かくなる春と秋、梅雨に入る頃の初夏が適期になります。
茎を好きな長さにカットしてあげ切り口を2~3日程明るい日陰で乾燥させます。
乾燥させた後用土に挿してあげると、2~3週間程で根が出てきてくれます。
水やりは根が出てきてから開始するようにして下さい。
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