センニチコウについて
分類はヒユ科センニチコウ属キバナセンニチコウになります。
初夏から晩秋に、赤いイチゴのような可愛らしい花を咲かせる園芸品種です。
紙質の花は色あせや形が崩れにくいので、切花やドライフラワー等で楽しまれています。
観賞方法
鉢植え、お庭、切花、ドライフラワー等。
原産地
北アメリカ。
育て方
用土
排水性・通気性が良く、ある程度の保水性と肥沃さがあれば育ってくれます。
市販の草花用の培養土等を使用すると便利です。
配合する場合は赤玉土小粒と腐葉土を6:4で混ぜ合わせたものや、赤玉土とパーライト、腐葉土を4:2:4で混ぜ合わせたものを使用します。
肥料
ある程度の有機物を含んだ肥沃な土であれば肥料は特に必要ありません。
植え付けの際に元肥を与える場合は、腐葉土に混ぜ込んだ後、水平型(肥料成分がバランスよく入っているもの)又は、山型(リン酸が多いもの)の緩効性肥料を規定量、土に均一に混ぜ込んであげましょう。
置き場所
日当たりが良い場所でよく成長します。
日照時間が短いと開花しなかったり、茎がひょろひょろと徒長して上手く育たないので、直射日光が6時間以上当たる日向で育てて下さい。
夏の暑さに強いので特に夏越しの対策は必要ないのですが、冬の寒さや霜に弱い為、越冬対策は必要になります。
鉢植えの場合は日当たりの良い室内に取り込んであげ、地植えの場合は株元に腐葉土等を盛り、不織布やビニールで植物の周囲を囲ってあげましょう。
水やり
乾燥に強い植物で、地植えの場合は自然の降雨のみで育てる事ができます。
しかし、ある程度湿り気のある土で育てた方が成長のスピードは速いので、時間が取れる方は土が乾いてきたタイミングで水をあげるとよいでしょう。
鉢植えの場合は土の表面が乾いてきたタイミングで水をあげましょう。
摘芯
草丈の低い時期(15~20㎝程)に茎の頂部の成長点をハサミ等で摘むことで頂芽の成長止め、側芽の成長を促すことができます。
必ずしも必要な作業ではありませんが、茎の数をふやしたり、花の数を増やす事ができます。
その反面、背が低くなったり、花が小さくなる可能性があるので行う際には注意が必要です。
花がら摘み
枯れた花を摘み取る作業で、花がら摘みをしないと種を作り始め株が弱ってしまいます。
又、枯れた花を摘み取る事で新しく沢山の花を咲かせる事ができます。
色あせて見た目が悪くなった花を、清潔なハサミ等でカットしてあげましょう。
増やし方
種まき
ポットに培養土を準備します。
直蒔きする場合は土壌を整えて、種を土に軽く押し込んであげます。
軽く押し込む事で(鎮圧という方法になります)土と種の接着を高めて水分の吸収を良くする事ができます。
種の上に薄く土を被せてあげ、乾燥すると発芽率が下がる為、土と種が乾燥しないようにこまめに水をあげながら管理して下さい。
コメント