オオシラガゴケについて
分類はシラガゴケ科シラガゴケ属オオシラガゴケになります。
主に渓谷の斜面等に大きな群落を作らず、まばらに自生しております。
乾燥してもあまり形が変わらず、見た目も美しい種類になりますので、苔テラリウム等で使用されます。
分布
本州~琉球。
世界では中国、アジア。
観賞方法
苔テラリウム等。
自生地情報
主に渓谷の斜面等に大きな群落を作らず、まばらに自生しております。
日中の光量は2000㏓程。(緑が綺麗な状態で生育している場所を計測)
育て方
温度
苔を育てる温度は30℃くらいまでは問題ないと考えられていますが、夏場等は30℃を超えますので、置き場所を調整し、育てられる事をお勧めいたします。
苔テラリウム等、容器で育てられる場合は直射日光が当たらない場所で管理する事で、容器内の気温上昇を抑える事が出来ます。
置き場所
レース越しの窓際等、直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。( 夏場の暑い時期は、容器内が高温になり蒸れてしまうので、玄関、トイレ等の涼しい場所に移動させて下さい。 )
水やり
苔が乾燥してきたと思われたら、霧吹き等で水をあげて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
増やし方
移植法
種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、根を軽く土に埋め、植え付けます。
直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。
育成日記
オオシラガゴケをテラリウムや移植法、蒔きゴケ、葉挿し、石へ活着させて育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
10/17~
育成環境:温度25℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
10/17~12/30
葉は綺麗な緑を維持してくれています。
このままの環境を変えず様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度10℃~23℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
12/30~3/29
3ヶ月程経ちますが、徒長する事もなく綺麗な緑を維持してくれています。
育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
3/29~5/23
2ヶ月程経ち、綺麗な緑を維持してくれています。
水やり、換気にかなりの時間がかかりますので、他の苔と一緒に一つの容器にまとめようと思います。
せっかくなのでレイアウトした容器に移してあげようと思います。
蓋の四隅にシリコン製のシールを貼り、少し隙間を開けて、通気性を良くします。
オオシラガゴケを容器から取り出してあげました。
後は新しい容器に植え付けてあげて育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
5/23~10/11
5ヶ月程経ち、夏の暑さのせいか、葉が茶色になってきています。
涼しくなってきていますのでこのままの環境で育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋の四隅にシリコン製のシールを貼り、少し隙間を開けて、通気性を良くした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/11~11/23
1ヶ月程経ち、夏の暑さで傷んでしまったのか葉が茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのオオシラガゴケは諦めて、新たにオオシラガゴケを育ててみようと思います。
新たにオオシラガゴケをオープンタイプの水槽に植え付けてあげました。
今度は夏の暑さに気を付けて、オープンタイプの水槽なので乾燥に注意しながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋の四隅にシリコン製のシールを貼り、少し隙間を開けて、通気性を良くした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
移植法
種苔を直径2㎝位の小さな株に分け、根を軽く土に埋めてあげ育てます。
11/7~
育成環境:温度19℃~21℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
11/7~12/30
綺麗な緑を維持してくれています。
環境があっているようなので、このままの環境で育てていこうと思います。
育成環境:温度10℃~22℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
12/30~6/29
6ヶ月程経ち、温度が高いせいか葉が白くなってきています。
枯れているわけではなさそうなので、温度管理に気を付けながらこのままの環境で様子を見ていこうと思います。
育成環境:温度10℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
6/29~10/3
3ヶ月程経ち、葉の白い部分が多くなってきています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
蒔きゴケ
オオシラガゴケの蒔きゴケの情報は少なく、上手く芽が出てくれるかは分かりませんが試してみようと思います。
11/11~
オオシラガゴケを乾燥させてから、揉み砕いて細かくします。
細かくしたものを用土の上に薄く敷いてあげて育てます。
育成環境:温度18℃~19℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
11/11~12/30
まだ何も変化がありません。
葉は緑色を維持していますので、このままの環境で様子見ていこうと思います。
育成環境:温度10℃~22℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
12/30~5/17
5ヶ月程経ち、新芽がポツポツと出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/5/17~10/31
5ヶ月程経ち、夏の暑さにも耐え、特に変化なく育ってくれているようです。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの容器にまとめてあげようと思います。
新たな容器に置いてあげました。
オープンタイプの容器なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
葉挿し
オオシラガゴケの葉挿しの情報がなく、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがオオシラガゴケの葉挿しを試してみようと思います。
写真のように葉の根元部分から小さな芽が出ていますので、ある程度茶色の茎の部分も残し育ててみようと思います。
12/19~
育成環境:温度14℃~16℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
12/19~6/29
6ヶ月程経ち、葉も大きく成長し茎の根元から新芽が出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
6/29~10/11
3ヶ月程経ち、夏の暑さのせいか、葉の調子があまり良くありません。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
石への活着
オオシラガゴケの石への活着方法の情報が少なく、上手く活着してくれるかは分かりませんがオオシラガゴケを石へ活着させてみようと思います。
12/19~
ホソバオキナゴケと同じように、乾燥させて細かくしたオオシラガゴケを石にのせてあげます。
後は蓋付きの容器で腰水で育ててみようと思います。
育成環境:温度14℃~16℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器っで腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
12/19~6/29
6ヶ月程経ち、新芽がポツポツと出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~31℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器っで腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1~2週間に一回、5分程。
6/29~9/27
3ヶ月程経ちましたが、夏の暑さのせいでせっかく出てくれた新芽が茶色になっている部分があります。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新しい水槽に置いてあげました。
育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器っで腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1~2週間に一回、5分程。
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