コスモスについて
分類はキク科コスモス属コスモスになります。
名前はギリシャ語のkosmos(調和、秩序、美しい)に由来しているそうです。
秋を代表する花の一つで、風にそよぐ姿はとてもはかなく美しいです。
こぼれ種で翌年に花をつける程強靭で育てやすい花なので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
観賞方法
庭植え、鉢植え、寄せ植え等。
原産国
メキシコ。
育て方
用土
鉢植えの場合は市販の草花用培養土が便利です。
自分で配合する場合は、水はけの良い土(赤玉土中粒・腐葉土・酸度調整済みピートモスを5:3:2に配合したもの)に、リン酸分が多く入った緩効性化成肥料を適量加えた用土を使用します
庭植えの場合は川砂やパーライトを混ぜる等して水はけを良くしてあげましょう。
弱酸性の土を好むので、苦土石灰や消石灰を混ぜてあげるのも有効的です。
肥料
肥料は少なめでもよく育ちますが、肥料を施し過ぎると大きくなってしまうので注意が必要です。
庭植えの場合は元肥として緩効性化成肥料を与えてあげましょう。
鉢植えの場合は肥料が不足気味になるので、成長の様子を見ながら緩効性化成肥料を置き肥してあげて、液体肥料を施してあげましょう。
置き場所
鉢植えの場合は年間を通して、風通しの良い日向に置いてあげましょう。
遅く種蒔きをした場合、寒くなり霜が降りるようであれば、夜間に室内等に取り込んであげると花が長く咲いてくれます。
庭植えの場合は風通しと水はけの良い日向で育ててあげましょう。
水やり
鉢植えの場合は年間を通し、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげます。
庭植えの場合は、自然の雨が当たる場所であれば、基本的に水やりは必要ありません。
長く雨が降らず乾燥し過ぎている場合は、水をあげて下さい。
植え付け・植え替え
4~5月頃が適期になります。
鉢植えの場合は水はけの良い土に深植えにならないように注意し、庭植えの場合は水はけの良い場所に元肥を施して植え付けてあげましょう。
摘芯
5月~8月にかけて摘芯をして育てると、草丈を低くすることができます。
支柱立て
草丈が高くなってくると倒れやすいくなるので、6月~11月頃に支柱を立ててあげましょう。
茎を倒すとわき芽が出てくるので、これを成長させて低い位置で花を咲かせる事もできます。
花がら摘み
花が終わった後は種を作る為に栄養がとられてしますので早めに摘み取ってあげます。
種を採取する場合はそのまま残しておき、乾燥してきたら採種してあげます。
病気・害虫
粉をまぶしたようになるうどんこ病は、4月~11月に風通しと日当たりが悪い場所で発生します。
風通し日当たりの良い場所に移動させるか、植え替えを行い予防してあげましょう。
アブラムシ類は4月~11月に風通しの悪い場所で発生しやすく、同じ時期にヨトウムシ類やシャクガ類が葉を食害してしまうので、見つけ次第駆除するようにしましょう。
増やし方
種まき
4~9月頃が適期になります。
1か所に種を3~4粒程まき、夏蒔きする場合は株間を20~30㎝程あけ、秋まきする場合は間隔を10~15㎝程をあけて蒔いてあげましょう。
採種
花が落ちた後、種が黒くなってきたら手で取ります。
数日間、日陰で乾燥させてから紙袋等に入れて、涼しい日の当たらない場所で保管します。
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