イチゴについて
分類はバラ科オランダイチゴ属イチゴになります。
果物でも人気があり、育て方も比較的に簡単で家庭菜園でも育てる事ができます。
子株から増やせるので毎年収穫を楽しむ事ができます。
育て方
用土
通気性・水はけが良く、根を伸びやすくする為に柔らかい土を使用するようにしましょう。
市販の野菜用培養土やイチゴ栽培用の土等を使用し、配合して作る場合は苗を植え付ける3週間程前に、赤玉土小粒・腐葉土・バーミキュライトを6:3:1で混ぜ合わせ、用土1ℓ辺り20~30g程の緩効性化成肥料を入れ、1週間後に用土1ℓ辺り2g程の苦土石灰を入れて、更に1週間寝かせてから使用します。
置き場所
日当たり・風通し・水はけの良い場所が適しています。
一季なりイチゴの栽培適温は17~25℃程になり、30℃を超えると実ができにくくなるので、夏場は涼しい場所に移動させて下さい。
一季なりイチゴとは年に1回実をつける品種で、寒さに当たると花が咲く性質を持っているもので、収穫時期が春~夏になります。
四季なりイチゴの栽培適温は15~30℃程になり、一季なりイチゴと比べると幅広い温度で育てる事ができます。
四季なりイチゴとは四季を通じて実をつける性質を持っている品種で、収穫時期が初夏から初冬になります。
水やり
プランター等の場合は土の表面が乾いてから水をあげて下さい。
水の与えすぎは根腐れや、土の表面にカビが発生する原因になるので注意して下さい。
植え付け
鉢やプランターで育てる場合は素焼きのものか、野菜栽培用の650標準プランター等の深さが15~20㎝程あるものを使用します。
5号鉢に1株、長さ65㎝の標準プランターの場合は3株程が目安になります。
鉢底ネットを敷き、鉢底石を4~5㎝程になるように敷いてあげ、用土を2分の1程入れて、根鉢を崩さないように優しく取り出して土の上にランナーの向きを揃えて置いてあげます。
隙間に用土を入れて、株元の膨らんでいる部分を地表に出るように埋めてたっぷりと水をあげます。
株元の膨らんでいる部分をクラウンと言い、この部分が土に埋まっていると葉や茎が育たたなくなるので注意して下さい。
葉かき
黒っぽいシミが出来た葉や、ハリのない葉、古い葉は風通しを良くしたり、病気・害虫の予防の為にこまめに取り除いてあげましょう。
人工受粉
虫や風等により自然に受粉するのですが、受粉の成功率をあげる為に雌しべをつぶさないように優しく筆等で、雄しべ・雌しべをなぞってあげます。
摘果
品種により違いがあるのですが、1つの茎の先に3~4個程の実がなる事が理想とされており、それ以上の実が付いている場合は小さいものや形が悪いものを取り除き、花や実が二股になっているものはどちらかを選んで取り除いてあげます。
実が付いてからも同じ茎に蕾や花が出来た場合は取り除くようにしましょう。
ランナーのカット
栽培中に子株を作る為に根元からつる状のものが伸びてきます。
これをランナーと言い、実が成長する栄養分を子株が成長する栄養分に取られてしまうので、実を収穫した場合はカットしてあげましょう。
増やし方
ランナー
根元から伸びる蔓状のものをランナーといい、ランナーから新しい株がでてきてくれます。
親株と子株の間のランナーをカットしてあげ苗を増やしていきます。
親株から増えた1番苗は病気なりやすいので、2番苗・3番苗を育てるようにしましょう。
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