ケチョウチンゴケついて
分類はチョウチンゴケ科ウチワチョウチンゴケ属ケチョウチンゴケになります。
葉はウチワのような丸みがあり、赤みをがかった緑色をしています。
茎に広がる仮根は葉の中央まで上がる事があり、毛の様にみえる特徴のある可愛らしい苔です。
観賞方法
苔テラリウム等。
分布
本州、四国、九州。
世界では、極東ロシア、中国、ヒマラヤ。
自生地情報
半日蔭の渓流や沢等の湿った岩上や腐倒木上に群生します。
育て方
温度
苔を育てる温度は30℃くらいまでは問題ないと考えられていますが、夏場等は30℃を超えますので、置き場所を調整し、育てられる事をお勧めいたします。
苔テラリウム等、容器で育てられる場合は直射日光が当たらない場所で管理する事で、容器内の気温上昇を抑える事が出来ます。
置き場所
レース越しの窓際等、直射日光が当たらない、涼しい場所で育てられて下さい。( 夏場の暑い時期は、容器内が高温になり蒸れてしまうので、玄関、トイレ等の涼しい場所に移動させて下さい。 )
水やり
苔が乾燥してきたと思われたら、霧吹き等で水をあげて下さい。
葉から水分を吸収しますので、根元だけに水をあげるのではなく、株全体に水を吹きかけて下さい。
夏場等、日中の気温が高い時に水やりをすると蒸れて葉が茶色に変色する恐れがありますので、朝の涼しい時間、夕方に水やりをして下さい。
増やし方
移植法
ある程度に分けたケチョウチンゴケを用土に軽く埋めてあげ育てます。
育成日記
ケチョウチンゴケをテラリウムや移植法、蒔きゴケ、葉挿し、石へ活着させて育て、経過を観察していこうと思います。
育成の参考になりますと幸いです。
テラリウム
ある程度に分けたケチョウチンゴケを用土に埋めてあげて育ててみようと思います。
1/27~
育成環境:温度18℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
1/27~3/29
2ヶ月程経ち、新芽がでてきてくれています。
育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
3/29~5/23
2ヶ月程経ち、特に変化もなく育ってくれています。
水やり、換気にかなりの時間がかかりますので、蓋の四隅にシリコン製のシールを貼りつけ、通気性を良くした容器に、他の苔と一緒にまとめようと思います。
容器から取り出してあげました。
後は新しい容器に植え付けてあげて育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~28℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/5/23~10/11
5ヶ月程経ち、夏の暑さにも耐え、特に変化なく育ってくれているようです。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋の四隅にシリコン製のシールを貼りつけ、通気性を良くした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/11~2023/3/15
5ヶ月程経ち、画像がなく申し訳ないのですが、他の苔が覆いつくすように浸食してしまい、光量が足りなかったのか茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのケチョウチンゴケは諦めて、新たにテラリウムでケチョウチンゴケを育ててみようと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋の四隅にシリコン製のシールを貼りつけ、通気性を良くした容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
移植法
ある程度に分けたケチョウチンゴケを用土に埋めてあげて育ててみようと思います。
1/27~
育成環境:温度18℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
1/27~6/24
5ヶ月程経ち、新芽が育ってきて少しボリュームが出たように見えます。
育成環境:温度10℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
6/24~9/27
3ヶ月程経ち、夏の暑さのせいか葉が少し茶色になってきています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/9/27~2023/3/19
5ヶ月程経ち、古い葉は茶色になり新芽が出てきてくれています。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明などで明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
葉挿し
ケチョウチンゴケの葉挿しの情報が少なく、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがケチョウチンゴケの葉挿しを試してみようと思います。
1/27~
ケチョウチンゴケを1本、1本に分けてあげます。
後は蓋付きの容器で湿度を保ちながら育ててみようと思います。
育成環境:温度18℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
1/27~6/24
5ヶ月程経ち、新芽が出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
6/24~10/11
3ヶ月程経ち、夏の暑さにも耐え、特に変化なく育ってくれているようです。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/11~2023/3/19
5ヶ月程経ち、新芽が増えて成長してくれています。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
石への活着
ケチョウチンゴケの石への活着方法の情報が少なく、上手く活着してくれるかは分かりませんがケチョウチンゴケを石へ活着させてみようと思います。
1/27~
1本、1本に分けてあげたケチョウチンゴケを石に置いてあげます。
後は蓋付きの容器で湿度を保ちながら腰水で育ててみようと思います。
育成環境:温度18℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
1/27~2/11
1~2週間程経ち、新芽が出てきてくれています。
育成環境:温度12℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
2/11~2/27
2週間程経ち、透き通るような綺麗な葉が出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~20℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
2/27~3/29
1ヶ月経ち、新芽が成長してくれています。
育成環境:温度10℃~24℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
3/29~4/12
2週間程経ち、仮根もだいぶでてきていますので、活着しているか確認してみようと思います。
逆さまにしても剝がれ落ちず、無事に活着してくれています。
今後も同じ環境で育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1週間に一回、5分程。
2022/4/12~9/27
5ヶ月程経ち、新芽が大きく成長してくれています。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
育成環境:温度22℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器で腰水で育てます。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程(葉水)。腰水の水が減ったら足してあげます。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/9/27~2023/3/19
5ヶ月程経ち、石の上で湿度が足りないのか葉が茶色になり枯れてしまいました。
残念ながらこちらのケチョウチンゴケは諦めて、今度は湿度を保てるように考慮して、石への活着を試してみようと思います。
育成環境:温度9℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの水槽。
置き場所:照明などで明るさを確保した場所。
水やり:1~2週間に一回程。
蒔きゴケ
ケチョウチンゴケの蒔きゴケの情報が少なく、上手く芽が出てくれるかは分かりませんがケチョウチンゴケの蒔きゴケを試してみようと思います。
2/2~
乾燥させたケチョウチンゴケを細かくカットします。
後は蓋付きの容器で湿度を保ちながら育ててみようと思います。
育成環境:温度12℃~14℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:3日~1週間に一回程。
換気:1週間に一回、5分程。
2/2~6/24
4~5ヶ月程経ち、新芽がポツポツと出てきてくれています。
育成環境:温度10℃~29℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
6/24~10/11
3~4ヶ月程経ち、夏の暑さにも耐え、特に変化なく育ってくれているようです。
水やり、換気にかなりの時間がかかってしまうので、他の植物と一緒にオープンタイプの水槽にまとめてあげようと思います。
こちらの水槽で育てていこうと思います。
新たな水槽に置いてあげました。
オープンタイプの水槽なので湿度、温度管理に気を付けながら育てていこうと思います。
育成環境:温度18℃~32℃、光量500㏓~2000㏓程。蓋付きの容器使用。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:西側の窓際、レース越しの明るい場所。
水やり:1~2週間に一回程。
換気:1~2週間に一回、5分程。
2022/10/11~12/28
2ヶ月程経ち、新芽が大きく成長してきてくれています。
育成環境:温度12℃~26℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日に1回程。
2022/12/28~2023/3/19
3ヶ月程経ち、新芽が増えて葉も成長してくれています。
育成環境:温度9℃~17℃、光量500㏓~2000㏓程。オープンタイプの容器。
用土:黒土、赤玉土(小粒)、川砂、ピートモス、バーミキュライトを3:2:2:2:1で配合したものを使用。
置き場所:照明等で明るさを確保した場所。
水やり:1~2日に1回程。
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